ゆるりと日々是好日の記

シニア女子の独り言。日常のあれこれを
綴ってみようと思います。

本のタイトルは「これでおしまい」元気をもらえました!

2021-08-24 14:43:34 | 本日の本

ますます拡大していくコロナ禍で、外出や人との接触を

避けることを強いられる日々。

おうち時間は好きで、手芸や着付けなどをして過ごしていたが

いささか、今はやる気が失せてしまいました。

でも、好きな読書だけは相変わらず飽きずにいられます。

目の疲れが出てしまい、若いときほど読めないのは情けないが・・・

 

町の図書館は、幸い来館する人も少なく案外安心。

おかげで、新刊や読みたい本に出合うとラッキー!と

ささやかな喜びです。

 

本日の本は

     篠田桃紅著 「これでおしまい」

 

桃紅さんは美術家です。私は書道家と思っていました。

今年3月、107歳で亡くなりましたが

「103歳になってわかったこと」という著書は有名ですね。

私、はその境地に達しないことは確実なのでわかりませんが。

 

本書で

・歳をとると体の反応は減るが、精神的な対応は深くなる。

・老いるという初めて経験だから、一生の中で一番大事な経験。

・洋服は、決まった形の中に入って従わなければいけないので情けない。

 着物は同じ形にしてどんな体系の人でも包み込む。 

という箇所はなるほどと気に留めました。

 

老いを嘆き悲しむより、自然体で受け止めて凛として

一つの道を歩みつづけた生き方に、ただただ敬服です。

 

桃紅さんみたいな生き方は足元にも及びませんが、老いを怖がらずに

自分の身体の変化をも楽しみながら、第三者的に観察して面白がる~

様々な経験も何かの役にたち、少しでも人の気持ちに寄り添うことが

できたら、それで良しとしましょう。

たくさんの、心に残る言葉を見つけられて、

何だか勇気が湧いてきました・・

 

やっぱり本って良いですね📚

 

コメント
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