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日本外国特派員協会講演2

2008年07月31日 | 雲の日記

日本外国特派員協会講演に続き、質疑応答の部分です。


質疑応答

Q 身の危険について、創価学会と指定暴力団の関係について知っていることはあるか?

矢野 この3年間、身の危険を感じたことについては暴力団とは関係ない。あくまでも身元不詳の多人数だ。暴力団と創価学会の関係は、非常に微妙な問題だ。はっきり言えることは、暴力団のトップ・幹部と書記長、委員長に在職中は一度も接触したことはない。ただ、私の部下であったある人物は、創価学会に対していろんな街頭宣伝、悪口の。それに対して、困ったことであるといって、そういった団体と接触しているということは、私は報告は受けた。私は、あまりそういうことはしない方がいいと申し上げた。それ以上の詳しいことは、木日は遠慮させてもらいたい。

Q 創価学会ともめるきっかけは?

矢野 15年前に『月刊 文芸春秋』に9回にわたって書いた回想録だ。
連載のなかで、創価学会と公明党の関係は政教一致といわれても仕方がない面があるという意味の表現があった。これはまるで、外部にそういう意見があるというのではなくて、矢野がそう思っているという意味になる。元委員長の意見としておかしいではないかというお小言があった。
 それは不注意でしたということで、単行本にするときには訂正した。
 15年前の出版に関しては平穏に、表面的には仲良くやってきた。
 ところが、それから12年たった3年前に、突如として青年部の諸君が、雑誌に付筆をつけて、逐条的に査問的な会があった。私も実は驚いた。あまりにも唐突なので。青年部の諸君は、われわれは正義の立場だ。
 池田大作先生を命懸けで守るということを何べんも繰り返していた。そういう立場から、矢野が書いたものは池田先生を傷つけている。どこをどう傷つけているのか。私はいまだに理解できないが、あの雑誌を使って自民党が国会で質問をした。矢野のせいだということになった。青年部が中心になって、矢野攻撃の火蓋を切ったということだが。私の息子ぐらいの人たちが、後期高齢者の私を5人でつるし上げるわけだから、まことに異常なことだし、私しの理解している創価学会ではあり得ないことだ。これは青年部の意思でやっていることではない。彼らがそんなことをやれる立場ではないと思うし、誰かに言われてやっている。その誰かは、ご想像の通りの人であって、こういう問題は徐々に具体的に明らかになっていくだろう。
 私は誰かとは言わないが、国会でなぜこうなったのかを伺う機会を与えていただければ光栄だ。それはともかく、突然なことだった。しかも、今日も来ている福本先生の話では、矢野攻撃、それから秋谷前会長攻撃は、いまから10年前から、学会の首脳から党の方に、秋谷悪いやつ、矢野は悪いやつ、そういったことでプロジェクトチームをつくろうではないかという、そういう意味の相談がもう10年前からあったそうだ。
 私の場合は『文芸春秋』を書いているので悪いやつだというのはまだ分かるが、なんで秋谷前会長までがそのときにターゲットなのか。最近聞いて驚いた。前々から、私と同じ世代の幹部に対する、世代交代を進めるという意味もあるのか。あるいはこの世代のやつは、ややこしいことばかり知っていると、煙たい存在だということがあるのかもしれない。
 事実上、そんなわけで3年前に私は攻撃され、秋谷前会長もお代わりになった。秋谷さん、その前の北条浩会長は学会のために誠心誠意ご苦労された。私は尊敬している。学会に対する忠誠心というものは。そういう方が、なんにも知らない若い方々によって悪者にされているということは悲しみにたえない。

Q 政教分離について、内閣法制局の見解についてどう思うか。それで、果たして政治の宗教からの介入というものが防げているのか。できれば書記長、委員長時代の経験に照らして話してもらいたい。

矢野 法制局は戦前戦中の教訓にかんがみて、国家権力が宗教を利用することがあってはならないという解釈。その解釈については、私はあまり制定事情については詳しくない。実態のうえでどうなっているかなら、話すことができる。
 例えば、私は昭和50年代、国税当局による2度にわたる学会の税務査察があった。私は大蔵大臣としてそれにブレーキをかけたことはない。野党でしたから。ただ、野党の幹部として、学会の言い分。見解が分かれた場合における学会側の言い分を国税当局に私が説明し、容認していただくように陳情した事実はある。
 これが権力による介入かどうかは、私は担当大臣ではないので。
 しかし、国会議員とであるという意味においては権力かも分からない。あるいは、東京都議会というのは警視庁を所管している。警視庁は都議会の予算で動いている。警察庁は国会議員、国家公安委員会のもとにある。そういうところに対して、私どもいろんな事件の場合に陳情をするということは、何回となくあった。大きなこともあれば、小さなこともあった。交通事故なんかは陳情しなかったが、創価学会にかかわりのあることについて、私も、前任の竹入さんも、竹入さんは東京都議会議員でしたから。そういう陳情したというかかわりはあった。
 徴税権、警察権などについて野党議員としての陳情。
 ところが、ただいま公明党は政権の一角を担っている。しかも公明党がさよならと言えば、その政権が崩壊する可能性もある。いまは自民党は多数を持っているが、従来は公明党の議席がなければ、自公で過半数にいかない。まさに生殺与奪の権利を握っている。そういう状況において、政治権力、内閣の内部における公明党の抑止力を持ちながら、いろんなことにかかわっている。そのかかわっている具体的な例を、私も聞いているし、私よりも議員であった福本さんもその詳細については知っている。
 それを担当大臣としてやっているかどうかまでは分からない。しかし、権力を利用して学会の組織防衛をする。あるいは学会の利害にかかわることに、宗教が政治に関与しているということは、実態に即して議論しなければいけない。今後、そういうことが議論されるだろうし、その資料を提供するのにやぶさかではない。それとともに、政教一致問題で言えることは、創価学会は宗教法人であるから、宗教活動ということが中心になるはずだが、選挙になると選挙活動即宗教活動とみなさん思って、一生懸命選挙活動をやる。それは各人の自由だと言えば自由だが、宗教法人に対するいろんな寄付は非課税になっている。
 本部会計では、その本部会計で建設されている全国にある学会会館。全部とは言わないが、各県、各選挙区の中心会館は文字通り事選対事務所。それこそ、選挙の前から中心会館は選挙の拠点になっている。そして電話代も、光熱費も、そして会場で人が集まって候補者を激励する。これは程度の度が過ぎるのではないか。こういうものを政教一致と言うのか言わないのか、これは議論する必要があると思う。私は言葉だけで政教一致、分離を議論すべきではないと思う。個々の具体的事実で法制局が見解を出す、あるいは議論すべきだ。

Q 手帳の返還を求めた一審では、テープに録音されていた内容が敗訴の原因になった。録音されている限りでは、矢野、矢野夫人が自主的に資料を提供したとなっているようで、脅されたことにはなっていないようだが、テープの中身について言及してもらいたい。

矢野 一審の最後の証人尋問の段階で、私に対する相手の尋問の途中に突然、こういうテープがあると先方が出してきた。私はうかつにも、そのようなテープを録っているということは知らなかった。そのテープなるものを聞くと、私がいろんな、頭ではっきりと記憶している、私の身辺に危ないことがあるとか、あなたの身の安全も保障されないとかという類の、短い言葉ではあるが脅かしの発言はきれいに削除されている。
 それは、ソニ一のデジタルレコーダ一の説明書、あるいはソ二一に問い合わせると、これは編集、改変、削除、入れ替えは自由自在。そして、削除しても、その痕跡が残らないことが売り物のテープレコーダ一だそうだ。わが方の弁護団はオリジナルを出せと言っている。それは出さない、出せないという。そういうわけで、わが方も昔の鑑定を日本でも有数のところに出したが、削除されている可能性があるという、極めて精密な分析をしている。
 当然、相手方の鑑定は削除されていないという鑑定を出してきている。結局、土壇場でテープを出され、しかもこちらが主張していたような強烈な脅しの文句が削除されているために、裁判官の印象も変わったのかも分からない。結果、一審は負けた。しかし、土壇場であったので、相手方のテープを十分に分析する時間もなかった。
 東京高裁に控訴しているが、確かに過激な発言は削除されている。しかし、削除されていない、7、8時簡におよぶ膨大なテープの反訳。これは相手方が出してきた資料だ。それを見ても、十二分すぎるくらい脅しの文言が数々ある。
 特に第一日の、私のところに突然やってきて、手帳の話を出して、渡す渡さないのところは、相手が出した証拠の文書によっても、これはまぎれもない脅迫であり、脅しだ。そして、私は頑強に反対している。いったん帰って、1時間してまたやってきたときのも反訳に載っている。しかし、私も前夜、あるいは私の先輩に対する攻撃などもあったので、心理的にものすごく萎縮し、いわば恐怖感に満ちていた。そこにもつてきて、二度三度そういう要請がある。私も根負けして、渡すということになった。理解してほしいのは、渡すまでは頑強に抵抗する。しかし、説得されて渡してからは、どうせ渡すなら円満に、学会からの攻撃がなくなるように、身元不明の者による、監視・尾行、危険なことがないようにと願うのは当たり前のことだ。説得されて渡すと決めてからは、私は円満な物の言い方になった。相手の方も、矢野さんの意思で渡したと話してくれと。そこまで言うなら、そう言うたるわと。
 まるで私の意思で渡すかのような発言を確かにしている。しかし、前半の渡す渡さないの綱引きの終わった後の、私が観念して渡すと決め手からの発言だ。そこのとこだけを強調して、円満に渡したものだと言っている。


字数制限になり、質疑応答の続きは次ページへ..



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