『荒らし』に遭ったblogです^^

『荒らし』はネット上で利害に反する書き込みをした人を攻撃する行為です。ネット監視会社、支持団体・自営等々があります。

高齢者は厄介者ですか?

2010年08月04日 | 雲の日記

法人税減税反対!消費税増税反対!

年金・医療・子育て支援の充実を!



 皆さ~ん、おはようございま~す!^^       

お暑ぅございます^^  暑さ対策を万全にして、この時期を乗り切って下さいね。
冒頭にある標語のような言葉は、見れば見る程選挙公約のようで“嘘臭い”感じが
するから不思議です^^ でも、大切なことなので書き続けなければならないです。

今日もいつものようにテレビを見ながら(いつも朝はTVがBGM^^)朝ごはんを
食べていました。数日前から騒ぎになっている『所在不明の高齢者』の問題を放送

していました。その内容があまりにお粗末なので“ちょっと頭にきて”blogに書こ
うと思った次第です。(因みに今日は民放です)  コメンテーターが何人かいて

『所在不明(行方不明)の高齢者』の問題に対して発言しているのですが、行政側
擁護のつもりなのだろうか、(私から見たら)驚くべき発言をしていましたね。

外国人コメンテーターは、自分の国では高齢者は日本ほど問題にもされない。今回
の問題も『話題になるのが凄い!』..と、そんな発言でした。

よく見るタレント?コメンテーターは『寅さんじゃないけど、ふらっと出て行って
ふらっと帰ってくる人もいるから、把握は無理だろう!』と言っていた。

レベルの低い国を出してきて『まだ、マシだ!』発言は、この際無視しましょう!
問題は次の『寅さん』発言です。映画『男はつらいよ』で描かれる主人公の“ふう

てんの寅さん”は設定年齢がどう見ても最高で50歳代だろう。とても高齢者では
ない。その寅さんを例に出してきて『把握できないのは仕方ない』と発言するのは

あまりに乱暴だろう。何十年も所在が分からないのに『長寿のお祝い』等はしてい
た筈です。多分、本人に会わずに『形式』だけで終わらせていたのが想像出来ます。

100歳を超えるような超高齢者でも『この扱い』です。通常の高齢者では、どう
なっているのか心配になりませんか? 不正年金受給なら問題だが、それ以外なら
高齢者は“放っておけ!”でしょうか? 

日本が高齢者社会に向かう中で、高齢者に対する社会の関心があまりに低くないだ
ろうか? 私が何より不安なのは将来の高齢化社会が垣間見える気がして不安だか

らです。家族からも親族からも社会からも省みれずに『一人ぼっち』で生きなけれ
ばならない社会を想像して暗澹たる気持ちになるからです。

今の高齢者の環境は、近い将来に私たちが向かう社会でもあるのです。自分は違う
と思っている人間が余りに多いと思いますが、実際は今よりもっと酷い状況になる

かもしれないです。核家族化が進み、別居する高齢者を尋ねる機会も少なくなった
社会で『高齢者を思う』気持ちは、だんだんとずれてくるのかも知れませんね。

今まで出来たことが出来ない不安。
記憶が遠ざかる恐怖。
孤独。
(当然に)老いと死の恐怖。
...

そんな高齢者の気持ちを考えたことがあるだろうか? 自分のことしか見えない人
には想像することも出来ないだろう!! 挙句に行政からも見放され、行方不明に

なっても『長寿のお祝い』は届き、統計の中では生き続けなければならない。
前に私のblogにコメントを書いた人がいました。その人は『過剰老人福祉に反対』

だそうです。更に『自分自身について言えば、老人介護を受けてまで生きながらえ
たいとは更々、思っていません。人間の死亡適齢期は75歳ぐらいではないでしょ
うか』..

自分が高齢者でないから言える発言ですよね。 この人が高齢者になった時、同じ
ことが言えるか、楽しみです。(勿論、今は言えると言い張るでしょうが^^)

私は、この手のコメントは黙殺しますが、ふと..考えました。もしかしたら、この
手の利己的発言が世の中を闊歩しているのではないかと言うことです。ブログ管理

者である私に黙殺される可能性が高いことは想像が付くはずです。それでも書き込
んだのは、書き込むことが『この人の仕事』なのではないかと思ったからです。

この手の考え方は、常識ある人間には通用しないことは誰にでも分かることです。
それでも悪化する環境の中で『子育て支援に税金を使うな!』『公務員の給料を減

らせ!』等々と同じように..『税金を高齢者に使うな!』という世論が起きても..
不思議ではないと思ったからです。(個人的には理解出来ませんがね)

税金をどう使うか? これは大きな問題だと思います。

ましてや高齢化社会に向かっている日本では国家予算の多くが使われる分野になり
つつあります。 年金・介護・医療.. この投稿者のように75歳で死んでくれる
なら有り難いですが、現実には平均寿命は延びています。

だから高齢者は厄介者ですか?

今回の高齢者所在不明ニュースを見ていて、将来の自分が住む社会が不安になりま
した。 長寿が幸せでない社会に、日本がなってしまったのだろうか?

後期高齢者医療制度を作ったとき、自民・公明政権は言いました。

「75歳以上の後期高齢者の特性」(社会保障審議会 後期高齢者医療のあり方に
関する特別部会)
1. 老化に伴う生理機能の低下により、治療の長期化、複数疾患への罹患、特に
慢性疾患が見られる。
2. 多くの方に認知症が見られる。
3. いずれ避けられぬ死を迎える。


「上記の特徴に応じきめ細かい医療制度にする」「高齢化が最も進んだ日本が、
持続可能な医療費制度のモデルを世界に提示する」・・・

こんなばかげた理由を、国会で枡添厚生労働大臣(当時)が述べたのです。

高齢者福祉は『枯れ木に水をやる』ようなものなのですか?

高齢者問題を将来の自分のこととして、考えてみませんか?


今日も元気に ファイトです!!