ランチでハプニング 結末

昼下がり、やや混雑した「餃子の○将」で、
遅めのランチを食べることにした私と夫。

お待ちかねの太平燕が運ばれてきて、
喜び勇んで、レンゲでスープを一口…

しかし、
味がしない！！？？

首を捻りつつ、食べ進めていると…
店長さんとおぼしき方が、
私たちのテーブルにおもむろに近づいてきて…

「太平燕の、味はついていますか？」

…………へ？？？？……今、何とおっしゃいました？？？

ポカンとする、私と隣のテーブルのご婦人。

するともう一度

「太平燕は、味はついていますか？」

はっと我に返り、
「いいえ、なーんにも味がしませんよ。白湯スープみたい」

隣のご婦人も、思いっきりうなずいている。

すると、店長さんの口から意外な言葉が…

「申し訳ありません！！　味付けを忘れてしまいました！！！」

店長さんは、深々と頭を下げて、
食べかけの太平燕を「御取り換えします」と持っていってしまわれた。

唖然とする私たち。

こんなことってあるんですね？？？？
味付けを忘れるって、いったい……
しかも、
よく、気がついたよね？？？

きっと、以前もココで太平燕を食べたことのある人が、
「今日のは味がしない」と訴えてくださったのでしょうね。

そして、ほどなくして、
新品の太平燕が運ばれてきまして、
店長さんが、またもや深々と頭を下げ、
「今度はいかがでしょうか？」と。
不安そうな視線を向けられる中、レンゲで一口。

「うまい！」

薄めの醤油ベースの味付けで、
さっぱりと旨い。

「おいしいですね」と言うと、
店長さんもニッコリ。

いやあ、よかったよかった。
最初は、どうなることやらと思ったけれど、
食べてしまっていた、揚げ卵も、
半分近く食べていた春雨も、
しっかり復元されていて、ちょっと得した気分。

しかし、さすがに１．５杯分は食べきれず、
夫に半分を食べてもらい。

お会計の時も、
何度もお詫びを言われ、
ハプニングはあったものの、
ますます、好感度大であります。

料理も美味しく、値段も激安。
すっかりお気に入りの店になりました。
そして、
娘に、テイクアウト用のチャーハンと餃子をお土産に（＊画像はコレです）。
レンジでチン！でも、十分に美味しかったです♪