ほりでぃ・キッチン

たわいもない日常を暮らす中で感じた
たわいもない事を綴ります。
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吉本新喜劇の真髄を体感する

2010-12-22 17:25:21 | 徒然なるハナシ
その日は、
珍しくパンツスタイルだった。
そして、買ったばかりの靴を履いてた。

この靴、実は「ちょっとそこまで」用に、
安くて、かかとが低くて、脱ぎ履きが便利な物を選んだが、
どうも靴底が滑りやすいのが、ちょっと気にはなっていた。

そして、事件は起きた。

両手に大荷物を抱え、
前出の格好で郵便局へ出かけた。

車を降り、
荷物を抱えてバランスを崩しそうになりながら
素焼きタイル貼りの歩道を20歩ほども歩いただろうか…

突然、グラグラッとバランスが崩れたと思ったら、
膝にガッツーン!!と衝撃が走る。


一瞬、何が起こったのかわからなかったが、
どうやら、コケてしまったらしい。
正気に戻った時は、
荷物と顔をかばい、
両膝をついたまま、横向きに倒れていた…

いったい、自分に何が起こったのか?
約10秒ほどそのままの姿勢で起きあがることもできず、
茫然自失。

そして、
ハタと自分を取り戻し、
周囲を見渡す。

…よかった…誰にも見られていないようだ…


そこまで考えたところで、
脳が勝手に手足に指令を与えたようで、
混乱を極める自分の意思とは裏腹に、
すくっと立ちあがり
「何もなかったように」郵便局へ。
そして、
「何もなかったように」用事を済ませ、
「何もなかったように」車に戻る。

そして…
車に戻った瞬間。
脳が「勝手な指令」をやめた。

急に、恥ずかしさと膝の痛みが襲ってきて、
ひとりでに涙がポロポロ…

幸い、パンツは破けていなかったものの、
膝は赤黒くなって腫れている…
多分、私の全身の体重を、膝が支えたのだろう。

しかし、このまま駐車場で泣いていても始まらない。
とりあえず、帰ろう…

運転しながら、
転んだ理由をあれこれ考えていた。

理由その1、かかとが低い靴のせいで、パンツの裾を踏んでしまった
理由その2、タイル貼り歩道で、靴底が滑った
理由その3、大荷物でバランスを崩して転んだ

そして、
一番考えたくない理由…

年齢のせいで、足腰が弱っている


もしかすると、全部の「負の要素」がかかったのかもしれない。

なんにせよ、
転んだのには変わりなく、
帰宅してから、すぐに買い置きの湿布薬を貼ったものの、
痛みは増し、腫れてきた。

翌日は、全身が筋肉痛。
どうやら、転ぶ瞬間に、いろいろなところをかばったため、
全身に力が入っていたようだ。
特に、首がムチ打ちのような症状で痛い。

この事件、実は2日前のこと。

今日まで、痛みが引かないので、
一応、病院でレントゲンを撮ってもらった。

結果は「ただの打撲」。

とりあえず、湿布を貼って腫れと痛みが引くのを待つしかないらしい。


しかし、頭にくるのは
この2日間の夫の態度。

夫いわく「サッカーやってれば、そんなのしょっちゅうだから」。


まあ、それはそうだろうが、
スポーツをほとんどやらない私には、
かなり衝撃的な出来事で…

吉本新喜劇やドリフターズの
「コケる突っ込み」に、ただただ脱帽するのであった。




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