ほりでぃ・キッチン

たわいもない日常を暮らす中で感じた
たわいもない事を綴ります。
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計画的夏休みに突入

2008-07-08 15:03:59 | 徒然なるハナシ
今年の夏は、娘とゆっくり上京することと、
もしかすると、夫が転勤になるかも…ということで、
この時期、仕事が重ならないように、
春から計画し、仕事をセーブしてきた。

その甲斐あって、今週で、すべての仕事が一段落し、
久しぶりの、長い夏休みに突入予定。

振り返れば、ライターという仕事に携わって、もう10余年。
これまで、細々ながら、よく続いてきたものだ。

実を言えば、私の子どもの頃からの夢は、
「作家」か「ブティックのオーナー」。
しかし、どうすれば作家になれるのかわからず、
作家の才能があるのかどうか…
いや、どちらかといえば、才能は皆無と思われたので、
服装関係の仕事を目指すべく、その関係の学部のある短大に進学し、
オン●ードに就職。
ファッション関係の仕事は、それなりに楽しくはあったけれど、
常に、自分の中で「何か違う」と思い続けていた。
それから、
結婚を機に退職し、
すぐに妊娠出産で、再就職もしないまま、
ダラダラと過ごしていたのが、
ある雑誌投稿が賞をもらい、その後、縁あってライターの仕事を
頼まれるように…。

面白いもので、
ファッション関係の仕事は、
その関係の学校にも進学し、とっても頑張ったつもりだったのだが、
結局、生業にはなりきらず…

反対に、
高校時代から、ただただ、面白がって、楽しみながら書いている文章が、
いつの間にか仕事となって。
でも、仕事になった今でも、自分的には、
ちっとも「頑張って」はいない。
(もちろん、締切前になると、
締切に間に合わせるように「頑張って」はいるが、
それは、ちょっと意味合いが違うのですね)

ちっとも頑張っているわけではなく、
特別に営業をかけたり、出版社などに応募したりしているわけではなく。
ただただ、
文章を書くのが好き。
人に会うのが好き。
新しいものを発見するのが好き。
おしゃべりが好き。
とにかく、この仕事が楽しいだけで、ここまできました。


それでも、
出版社さんやライター仲間さん、広告代理店さんから
声をかけてもらって。

いつの間にか、10余年。
気がつくと、10余年。


もう10年来の付き合いになるママ友たちとも、
先日、話をしていたのだけれども、

「人生って、そんなものなのかもネ」



そういえば、そのママ友たちとも、

「お付き合いを途切れさせないように!」とか、
「そろそろ連絡しないと、縁が切れる!」とか、
「頑張って、繋いでおこう!」とか、

そんな気持ちは微塵もなく。
無理してのお付き合いは、微塵もなく。

ただただ、子どもが同級生だったという縁だけなのに…
その子どもたちも、成人して、もうママ友というのも
気恥ずかしいのだけれども…

ランチのお誘いも、一週間と空けずに会うこともあれば、
半年も先のこともある。

でも、それでも、
会えば、いつでも自然体。

そのママ友たちと話していた事だけど、
「頑張らなくても、無理しなくても、縁があれば、自然とそれが近寄ってくる」

仕事にしても然り。
人づきあいにしても、然り。

無理して、頑張らないといけない事は、
自然と自分から離れていってしまうものなのかも。

「この夏は仕事を休む」と言うと、
「そんなことをすると、もう声がかからなくなるよ」と
心配してくれる人もいるし、
自分でも、ちょっと心配ではありますけれど、
もう、そろそろ、この仕事にも限界も感じているし…

もしかすると、夫が東京に転勤し、
娘も東京の学校に進学すれば、
私も、東京で暮らすことになるかもしれない…

そして、それは、もうすぐ。

もし、この先、仕事がなくなったとしたら、
それは、「縁」がなかったということ。
きっと、神様が
「この仕事は、ここまで。
この先は、また新しい縁があるよ」と言ってくれているんだと思います。


…なんだか、長々と思いを綴ってしまいましたが、
来週から上京準備を始めます。
もしかすると、2年後は、家族で引っ越すかもしれない土地を、
じっくり下見するつもりで、
見やすい地図も、買ってこなくっちゃ!