ゴールデンウィーク、いかがお過ごしですか。
ここのところ、おそらく団塊世代の介護保険利用の時が迫っているという時代や社会背景があるためと思われますが、
4月からの(3年に1度の)制度改定へのもろもろの対策に追われ、
3月4月は、経験したことの無いせわしなさの中で過ぎていきました。
そんな中でも、新卒3名の新入職員を迎えることができました。
『白浜学園を選んでくれて、ありがとう』と心から思います。
研修日誌を見ると、まだまだ仕事にも職場にも慣れずに、緊張の中で過ごしていることがわかります。
でも、誰もが経験してきたことです。今を大切に、体調に気をつけて過ごしてください。
諸塚クロスカントリーに、白浜学園・第二白浜学園のメンバー4名と支援員が参加しました。
昨年の2キロから、今年は5キロの部に距離を伸ばしてエントリー、1・2・3位を独占して入賞しました。
帰りにシイタケ寿司のおみやげを持って、支援員3名で報告に来てくれましたが、
コースは起伏に富んだ山道で、相当きつかった模様でした。
みんな、良くがんばりました。おめでとう。
賞状に、立派な木製のメダル、第二白浜学園のゆうきさんは、余程うれしかったのでしょう。
月曜日火曜日と2日間、第1位のメダルを首にかけて出勤しました。
ご家族も応援に来て下さり、喜ばれました。
私たちの仕事は、こんなに、いつもいつも成果が目に見えて現れるものではありません。
が、努力や忍耐の先にある達成感や喜びが、彼らの日々の生活場面の成長へと波及し、
生きがいや幸福感につながることは確かです。
それが、田ケ谷先生が言われた『障害の軽減・改善』であり、『利用者の幸福』という‘治療教育‘という考え方だと思います。
メンバーや職員のみんなへ、治療教育的こころを大切に、これからも走り続けてくださいね。
恒例の職員会議が、4月29・30・5月1日に行われました。
今回の園内研修は、理学療法士の森迫初美先生を講師に『誤嚥性肺炎の予防と対応について』でした。
年々、利用者の高齢・重度化が進み、白浜学園でも透析やほぼ寝たきりというメンバーがいます。
車いす利用のメンバーも増えました。
‘生活介護‘という言葉や考え方でくくられることには、違和感もあり、受け入れたくはありません。
しかし、現実にメンバーに誤嚥性肺炎の症状が出ると、専門職の指導やアドバイスを受け、
より良い介護の技術も身につけなくてはなりません。
参加した職員の感想は、「嚥下の仕組みが詳しく、具体的にわかりました」「まちがったやり方をしてました」等々
目からうろこのことも多かったようです。
あらゆる技術は、日進月歩です
『スペシャリストではなく、ゼネラリスト』というのは、TEACCHの有名な考え方です。
スキルも、こころも大事です受け入れる柔軟さを、持ちたいものです。