ひと月ほど前、グループ夢限のI支援員が、
「給与支給の後に、お菓子を選んでもらっていいですか」と、尋ねてきました。
白浜学園の三つの作業科の給与は、100円~300円くらいです。
作品の売り上げから、材料費を引いて、メンバーの数で割った額なので、第二白浜学園の2万円越えの工賃とは比べ物になりませんが、ひと月のガンバリに変わりはありません。
今までは、硬貨のマッチングで、支給していました。
金額に見合うお菓子を選ぶことで、『ガンバリ➡給与(現金支給)』から、『給与➡好きなものを買える喜び』という‘つながり‘を‘実感‘して欲しいと考えての提案だろうと思い、
「いいよ」と返答しました。
で、初実施。
「どうだった」と聞くと、「タイヘンでした・・・」とのこと。
お菓子を握りしめたメンバーが、いっせいに袋を引きちぎり、中身をばらまいて、収拾がつかなくなってしまったらしいです。
「次回は、桃乃屋さんの和菓子の選択にしたら・・・」と園長に逆提案され、I支援員は妙に納得していました。
グループ夢限の新たな給与支給の取り組みが、定着するまでには、もう少し時間と工夫が必要でしょうが、
挑戦することは、いいことだと思います。