「どこの施設でも、夜勤を敬遠して、入所施設の職員を希望する人がいない」という話をT先生にしたところ、
「そうかね。私は、夜勤が好きだった。だって、園生さんと長く、一緒にいられるじゃあないか。ま、夜勤はつらいけどね」
と言われ、一瞬、私はびっくり、そして、目からウロコ!
夜勤を、私も特老で経験していますが、夜勤を楽しい、好きという側面からとらえていなかった気がします。
そんな話を、白浜学園のふたりの主任にしました。ふたりは、夜勤の現役です。
◎T主任
T先生は、夜勤が好きだった・・・と言われたということですか?すごいですねー。
私は、夜勤が大変と思う派です。一人夜勤(女性棟)で夜間無事に守れるだろうか・・・と未だに緊張します。投薬や更衣
に追われて、ゆっくりメンバーに関われる時間も持てず、下手したら、メンバーが楽しみにしている、おやつの時間もとれ
ないときもあります。もうしわけないなあ・・・と後ろめたい気持ちもあります。
たしかに、昼間に見られない爆笑(特に男性)シーンもありますが。
それこそ、昨日の友愛園の職員さんは、住み込みと聞いて、ひっくり返りそうになりました。
毎日、夜勤のようなものです。
昔の施設職員さんは、住み込みだったと聞きますので、メンバーとの距離感も近かったのだろうと思いますが、職員自身の
メンタルは大丈夫だったのか心配になります。
夜勤が好きと思われるほど、職員から、一緒にいたいと思ってもらえるメンバーは幸せですよね。
結果、私も言ってみたいけれど、言えない言葉ナンバーワンになりそうです。
答えになっていますやら?すみません。
◎Y主任
発想の転換ですね。
実際に夜勤をしていると、体力的にも気力にも、余裕がなくなってしまうのは正直なところです。
ただ、自分が学生の頃は、福祉がもう少し周りに誇れるような仕事だと教えられたし、そう思っていました。
待遇や環境を気にすることもなかった気がします。周りの友達も同じように感じていたと思います。
時代が違うと言えばそれまでですが、福祉がサービスへと変化したことと関係があるのでしょうか?
T先生にも聞いてみたいです。
ただ、働きやすい環境作りも、自分たちの仕事だと思っています。
T先生は、生粋の福祉人なのですね。器が違い過ぎて、若い職員に伝わるか心配です。
ともに、白浜学園を支える二人の感想です。
夜勤を無くすことはできませんが、回数や時間帯など、工夫や改善は必要なこととと思います。
そして、白浜学園の職員であることが誇りに思えるような、職場風土と職員集団であってほしいし、
何より『利用者中心主義に基づく理念』がぶれることなく、貫かれる白浜学園であるように努めます。
★理事長とふたりのやりとり(メール)です。一言一句、替えていません。
こんな上司とともに、思いっきり福祉をしたい!働きたい!と思われる方は、連絡ください。