白浜学園

白浜学園の日常

‘夢限‘のステンシル教室、‘父の日のプレゼント‘、喫茶体験

2013-06-15 10:53:02 | Weblog

雨は少なくても、蒸し暑い日が続きます。

今週も、けっこう、みんながんばりました。

開園以来(23年間)、初めて、グループ‘夢限‘に、外部講師をお招きして、

『ステンシル教室』をしました。

講師は、田上多津美先生。延岡在住の友禅染の先生です。

既に、門川事業所、もくせい園(もくせいキッズ・もくせいジュニア)でも、ご指導いただいています。

第一回の教室では、‘父の日のプレゼント‘用に、ハンカチにつぼ(壷)のステンシルをしました。

Y支援員による課題学習の導入、小集団活動の内容見直し・・・等々、

『介護より、治療教育をより重視した日課』への試みのひとつとして、実施しました。

「毎日の課題学習が、何に結びつくのか?具体的に、目に見える形にしないと

若い職員には、分りづらいのではないか?」との、Y支援員の提案でもありました。

「男性メンバーが、結構、落ち着いて、取り組めていて、新たな面を見ました!」とは、女性のA支援員の感想でした

‘論より証拠‘

高等部を卒業して、4月から、通所のNさん、開園以来の入所メンバーのEさんの初ステンシル体験を、ご覧ください。     

   

 

‘夢限‘メンバー全員が、初挑戦で作った、記念すべき、第一作は、無事‘父の日のプレゼント‘になりました。

 

 

ステンシルでは、先輩格の門川事業所の、今年の‘父の日のプレゼント‘は、

‘夢限‘グループのつぼ(壷)を、ふたつ、杢グレーのTシャツに配したおしゃれなものです。

きっと、喜んでいただけることでしょう

「参考に」と見せられた‘夢限‘男性支援員たちは、学園祭をめざして、さっそくTシャツの購入伺いを出していました(笑)。

   

 

白浜学園・ゆうゆう工房の‘父の日のプレゼント‘は、木のキーホルダーです。

「父の日の・・・」と言うと、すぐに、わかったようで、ニコニコ

みんな、研磨作業をがんばりました。

 

年度末に、グループ‘夢限‘のW支援員が、

「来年度の‘小集団活動のことなんですが・・・」と、相談に来ました。

同性介護で活動していることもあり、男女別々の活動が多いので、

男女一緒の小グループで、調理実習(トースト色々)をしてきたけれど、

テーブルについてもらうことさえ、なかなかのメンバーも多く、次年度の展開に悩んでいるようでした。

「作ることから、思い切って、離れてみたら・・・。メンバー構成にあわせて、喫茶店で、アフタヌーンティーとか。」

と、言うと、W支援員の顔が、パーッと明るくなりました。

今週は、学園近くの喫茶『フリーダム』へ、男女2名ずつに、宮崎i医療管理専門学校の実習生ひとり、男女支援員2名で、出かけました。

にこにこ笑いながら、報告に来たW支援員によると、

『男性メンバーふたりは、注文して、出てくるまでの待ち時間が待ちきれず、

声が出始め、車で待ってようか?と言っていたら、パフェが到着。

女性メンバーふたりは、おとなしく待ち、注文したパフェやコーヒーを、ゆっくり味わっていたそうですが、

すぐに食べ終わった男性ふたりは、落ち着かないので、車で待機した』そうで、

『「実習生に、ゆっくり味わいます!」と連れて行ったのに、ぜんぜん違っていて・・・』と苦笑い

男性ふたりは、初めてのお店で、落ち着かなかったのでしょうか。

次のグループは、来週、ピザ半額の日に、テイクアウトして、お茶する予定だそうです。

 

開園して、数年の特別活動では、近隣の温泉施設に連れて行っても、‘カラスの行水‘で、

すぐに出てきていたメンバーが、ゆっくりと温泉に浸かるようになり、

温泉行きをリクエストするようにもなりました。

浴室の修理工事の時には、週単位で、温泉施設を利用したこともありました。

 

新しいことに挑戦するたびに、トラブルもあり、賛否両論があります。

毎日を、同じ日課でくり返し、何事も無く過ごすことが、この人たちにとって幸せとは、思えません。

何度も挑戦し続けて、新聞配達や外食など多くのことを、身に着けてきました。

グループ‘夢限‘のステンシルも、きっと、モノになるでしょう。

 

先々週が、命日だった根井久美子さん、

おぐらに、こうたろうさんを連れて行った時の、周りの人の反応を、話してくれたことがありましたよね。

あなたが、亡くなって、何度、「生きていてくれたらなあ!」と、思ったことでしょう。

今週、こうたろうさんは、フリーダムで、

「うまい」って言って、ココアとチョレートケーキを楽しみました。

きっと、見ていてくれましたよね。