原孝至の法学徒然草

司法試験予備校講師(弁護士)のブログです。

法曹は休日も仕事をする。

2011-02-26 | 日記
検察修習も折り返し。前半は,導入教育や模擬調べが多く,後半からより実務的になっていく予定。

そんな折,昨日(金曜)は某修習生のお宅をお借りして,鍋パーティー。同じ班の修習生2人の誕生を祝うことと,広島のカワナカ醤油(←正確じゃないかも。製造元の会社は広島修道LSの近くなのだそうな)のポン酢を味わうという,2つの趣旨を兼ね備えた鍋パーティーでした。このポン酢,確かに美味い(笑)お土産にしてもいいくらいのもの。私は税金関係の処理をせねばならなかったので,11時前に帰ってきたのですが,その後,皆で似顔絵大会だったそうな。で,私の似顔絵は会心の出来だったと。大学受験予備校の生徒たちもよく言っていたのですが,私の顔は似顔絵にしやすい単純なものだとか(笑)かつて,某生徒が書いてくれた…



よりも上手だったら,何とかしてデータを入手してここに晒してやります。

で,今日は,土曜日だったのですが,検察庁へ。良く考えてみれば当たり前なのですが,木曜日に逮捕された被疑者は,48時間以内に検察に送致する手続きをしなければいけないので,要は土曜日に検察に送致されてきます。で,24時間以内に勾留請求ですから,日曜日までに勾留請求をすることになります(まぁ,土曜のうちに勾留請求する)。身柄がどーんと送られてきて,弁解録取書をとって,勾留請求して,というわけですね。もちろん,勾留請求は絶対にせねばならないわけではないですから(というより,罪証隠滅や逃亡の恐れがあるものに限って認められるものですから),弁解を聴いて,両親や配偶者に身柄引受書を書いてもらって,その場で釈放することもあります。

とすると,それに対応する検察官や裁判官が必要なわけです(事務官ももちろん)。今日,指導係検事がその担当(日直)だったので,行ってきました。基本的には自由参加でも,修習生ってかなりそういうものに行きます(今日も結構な人数が参加していました)。熱心だから,暇だから,そこらあたりは読んでいる皆様がご自由に解釈してください(笑)検事は,朝9時くらいから登庁していたようで,それでも16時くらいまでかかっていました。昼飯を食べるタイミングを逃した哀れな修習生たちは,昼飯抜き…(注:好きに行っていいことになっていたが,何だかみんなでタイミングを失した)。先ほど,16時30分ころに私を含めた修習生4名で遅い昼飯(カツカレー3人,かつ丼1人)。

検察庁が勾留請求するわけですから,当然,裁判所では裁判官が待機していなくてはいけない。今日は,簡裁の裁判官が待機していたようです。勾留の裁判は,裁判官であれば誰でもできるわけですから,地裁刑事部の裁判官,地裁民事部の裁判官,家裁の裁判官,簡裁の裁判官,部署に関係なく,当番制で待機するようです。医者で言うところの,救急当番医みたいなもんなんでしょうね。当番弁護士制度がある以上,弁護士も,誰かが待機しているはず…。そんなわけで,今日のタイトルです。

12月30日に逮捕されると…。もちろん,1月1日に上記の手続きをすることになるわけですから,当然,元旦も誰かが出るそうで(考えてみれば当たり前ですよね)。そういう日は,やっぱり独身の若い裁判官が出ることになるのかなー,なんて思ってみたり。

さて,私はこれから国公立大入試の問題に目を通します。2月25日と26日は,そう,国公立大前期二次試験です。やっぱり,気になります。目を通すだけではなくて,たぶん,解きます(笑)コメントを出すところもありませんが,解きます(笑)

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