有難いことに、引き続き、快調に新件の依頼を受けているんですが、昨日、こんな依頼(刑事事件)。もちろん、細かいことは書けませんが、可能な範囲で。
「妻が末期癌で療養中のところに、自分は逮捕されて、勾留されてしまった。何とか、妻の最期だけは立ち会いたい…。」
いわゆる初回接見に行ってきまして、上のような訴えを受けました。もちろん、こんなあっさりした内容ではなく、40分くらいかけて話を聞きまして、諸々の事情を把握して、それで何とかしたいと思うに至りました。
さて、どうしたらいいか。法律の勉強をしている人なら、色々と考えを巡らせるでしょう。
保釈?…そう思ってしまったらさすがに勉強不足。被疑者段階で保釈はなし。短答頻出ですね。
勾留決定に対する準抗告?これもだめかな。今回の事案は、勾留決定の時において勾留の要件が充足されているであろう事案。罪証隠滅、逃亡のおそれはどうしても認められてしまうケース。
勾留取消請求?なくはないか…。話を聞く限り、罪証隠滅、逃亡の恐れを小さくする要素がないわけではない。ただ、勾留取消はハードルが高い。勾留取消は、勾留要件が事後的に失われた場合ですね。
もっとも現実的なのは、検事と折衝して、何とか早く起訴してもらって、それで保釈請求すること。保釈金は、どんなに安くても150万円くらいだろうか。
勉強したことは、こんなふうに使っていきます。
「妻が末期癌で療養中のところに、自分は逮捕されて、勾留されてしまった。何とか、妻の最期だけは立ち会いたい…。」
いわゆる初回接見に行ってきまして、上のような訴えを受けました。もちろん、こんなあっさりした内容ではなく、40分くらいかけて話を聞きまして、諸々の事情を把握して、それで何とかしたいと思うに至りました。
さて、どうしたらいいか。法律の勉強をしている人なら、色々と考えを巡らせるでしょう。
保釈?…そう思ってしまったらさすがに勉強不足。被疑者段階で保釈はなし。短答頻出ですね。
勾留決定に対する準抗告?これもだめかな。今回の事案は、勾留決定の時において勾留の要件が充足されているであろう事案。罪証隠滅、逃亡のおそれはどうしても認められてしまうケース。
勾留取消請求?なくはないか…。話を聞く限り、罪証隠滅、逃亡の恐れを小さくする要素がないわけではない。ただ、勾留取消はハードルが高い。勾留取消は、勾留要件が事後的に失われた場合ですね。
もっとも現実的なのは、検事と折衝して、何とか早く起訴してもらって、それで保釈請求すること。保釈金は、どんなに安くても150万円くらいだろうか。
勉強したことは、こんなふうに使っていきます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます