Dogma and prejudice

媚中派も媚米派も同じ穴のムジナ
従属主義的思考から脱却すべし
(言っとくけど、「媚米」と「親米」は違うんだよ)

イメージ戦略

2006-09-29 | 考察
 私が、昨日のエントリーで、イメージだけで投票することを批判したのに対し、かんべえさんは、

 「・・・チビ、デブ、ハゲは総裁になれない。イケメンでなくてもいいから、感じのいい人でないと困る・・・」

と自民党総裁になるためには「イメージが大切」である事を説き、「日本もやっとそうなった」とイメージを重視するようになった事をプラスに評価しています。

 一見、相反している意見のようですが、これは、私が「選ぶ側」の視点で発言したのに対し、この人が「選ばれる側」の視点で発言しているからでしょう。

 確かに、自民党総裁というのは、自民党のいわば顔(=イメージキャラクター)ですから、選挙に勝つためにも、自民党としては、「イメージのいい人」を選ぶ必要があるのでしょう。そういう意味では、5年半前の総裁選で小泉さんが選ばれたのも、人気の先細りを恐れる自民党がとった、「総裁選のイメージ選挙化」の結果だったのかもしれません。

 それ以前であれば、小泉さんのような「党内基盤」のない人が、総裁に選ばれることは決してなかったでしょう。確かに、小泉さんは「運が強かった」のです。

 考えてみれば、総理大臣というのは、日本の顔(=イメージキャラクター)という一面も持っているわけで、そういう意味では、「事実上の総理大臣選び」である自民党総裁選で、余りにもイメージの悪い人が選ばれるという事は、日本国民にとって、困りものなのかもしれません。

 結局、中身だけじゃなく、イメージも疎かに出来ないという事になりますかねえ。(と、ちょっと不本意だったりする)



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(参考)
かんべえさんの「かんべえの不規則発言」より、

〇自民党総裁選が終わりました。2001年、2003年と同じような結果です。これから先も、ずっとこんな形で自民党は指導者を決めることでしょう。

〇すなわち、チビ、デブ、ハゲは総裁になれない。イケメンでなくてもいいから、感じのいい人でないと困る。ファッションセンスが悪い、もしくは良くしようという努力をしたくない人はお呼びではない。演説下手は論外である。公開討論で機転の効かず、ジョークの一つも飛ばせない人は相手にする必要がない。「サンプロ」に出るのが怖い、田原さんと議論するのは嫌だと思う人は、そもそも総裁選に立候補する資格もない。そういう人がどんなに努力をして、多くの手兵を率いて、実は結構政策には強かったりしても、自民党総裁にはなれない。

〇こんなことは、アメリカ大統領選挙ではとっくの昔からそうでした。日本もやっとそうなった、ということなのでしょう。ところが、それが分かった瞬間に、自暴自棄になりかねない人が一杯居るかもしれない。だって自民党議員403人の中には、安倍さんや麻生さんのタイプよりは、鈴木善幸や宇野宗佑のタイプのほうが多いでしょうから。そういう人が苦労して手勢を囲い、時間をかけて派閥の領袖になったところで、アンタ、外見が悪いみたいだから総理の椅子はあきらなさい、てな時代になってしまった。端的に言えば、小沢一郎は民主党だから代表になれるけど、今の自民党総裁選挙を勝ち抜くことはできないでしょう。あのファッションセンスでは、長丁場は戦えません。



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