Dogma and prejudice

媚中派も媚米派も同じ穴のムジナ
従属主義的思考から脱却すべし
(言っとくけど、「媚米」と「親米」は違うんだよ)

「構造改革批判の勘違い事例」の勘違い

2007-11-01 | 構造改革
 みずきさんのブログもじもじスケッチ: 構造改革批判の勘違い事例。与謝野氏が潰した安倍首相の人事より、

戦後レジームとは中央集権の官僚内閣制をもって、金融・経済に国が関与することによって、内需を操作してきた。


 嘘を吐くのは止めなさい。官僚内閣制というのは、「超然内閣制とも言い、内閣が議会とは無関係に存立する制度で、たとえば、明治時代の日本における藩閥制度のようなもの」のことですよ。今の日本において、内閣が議会とは無関係に存立するなどと本気で考えているのですか。

 日本は、制度的にはあくまでも議院内閣制ですよ。議院内閣制であるのに、政府が官僚に負けているとしたら、政府自民党が不甲斐無いのです。つまり、自民党には政権担当能力がないというだけの話です。会社にたとえれば、社長が社員に言い負かされている状態であり、単に社長が無能なだけのことです。

「真の保守」と理念を掲げる政治家なら、いい加減特定郵便局長会やらゼネコンと手を切れ。


 特定郵便局長会もゼネコンも日本社会の構成員として、日本社会で存続し続ける権利を持っています。

 日本国に対して選挙権もないアメリカの意向を選挙民の想いよりも優先するような考えこそ間違っています。

 「真の保守」と理念を掲げる政治家なら、いい加減アメリカの言いなりになるのを止めろと言うべきです。

一方、保護されてきた農家は、いまや自由化の方向に向かわざるを得ない。


 どうして自由化の方向に向かわざるを得ないのでしょう。日本の食を守っている農家を壊滅させようとでも思っているのですか。

大きな政府の行き着く先は、既得権益者だけが潤う本物の格差社会到来である。


 以前の日本が大きな政府だったなどと嘘を言うのは止めなさい。日本は戦後一貫して、小さい政府です。

 今の日本こそ、一握りの株主と資本家のみが潤う格差社会なのですよ。

 保守層の嫌う中国の似非資本主義に、実は一番近い思考をしているのが、大きな政府を理想とする武士道精神の政治家達である。


 何を根拠にそのようなことを言うのでしょうか。

 官僚主義は温存した上で「国民の生活は政治が守る」と言っているのだから、社会主義政策そのものである。彼らに任せたら、財政破綻する。


 「国民の生活は政治が守る」のは当たり前のことではないですか。

 アメリカに経済を食い荒らされているのにも気付かず、全て日本のせいにする構造改革論者は、経済における「自虐史観」の持ち主なのですね。

「みんな平等」「競争のない社会」という理想論には、武士=官僚は高潔な人達だから、庶民であるか弱い私達のことは国がなんとかしてくれる、国が仕事も与えてくれるという甘えの構造が潜んでいる。


 「みんな平等」「競争のない社会」などということは少なくとも私は言っていませんよ。

 甘えの構造とかなんとか言いますけど、自力で生きていけない人はどうするんですか。勝手に死んでいけということですか。世の中には、あなたのような強い人ばかりじゃないんですよ。

「一段の財政支出のカットによってプライマリーバランスの回復することを主張する」>


違う違う。財政支出のカットはすでにいっぱいいっぱいのところまで削減してきた。次は、本丸の公務員改革を断行しなければならない。独立行政法人の解体・整理統合もそう。これだけでどれほど削減できるか。そして今までの政府・日銀の経済失策を転換して、経済成長率をせめてドイツ並みにする。それは他の改革とも連動する。


 「独立行政法人の解体・整理統合」というのは、「財政支出のカット」にほかならないでしょう。

デタラメ理論を前提にして改革派をデタラメと決めつけたらどうなるんだろ。デタラメ×デタラメ=話にならない


 中川秀直元幹事長ら「上げ潮派」が主張しているのは、経済成長と歳出削減ですよ。ほら、ここにも書いてあるでしょう。↓

消費税問うか回避か自民党 「増税」vs「上げ潮」背景に衆院選戦略
財政再建には消費税率引き上げが必要だとする与謝野馨前官房長官ら「増税不可避派」と、経済成長と歳出削減が優先だという中川秀直元幹事長ら「上げ潮派」の対立が激化している。


 「上げ潮派」は「歳出削減を目指していない」などと、自分の脳内の妄想で、他人の言ってることを「デタラメ」と決めつけるとはね。

 「もじもじスケッチ」は相も変わらず、妄想花盛りですね。あなたの妄想の相手をするのはいい加減疲れますよ。


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