社会主義革命において、革命家は「資本家という存在が諸悪の根源である」と説き、民衆の「資本家に対する怨嗟の念」をかきたてて、変革のエネルギーとしました。
構造改革においては、改革派と称する「(日本社会の)構造破壊者」が、「既得権者という存在が諸悪の根源である」と説き、民衆の「既得権者に対する怨嗟の念」をかきたてて、変革のエネルギーとしています。
片や、「平等至上主義」、片や、「自由至上主義」と方向性は逆ですが、やっていることは同じです。
社会主義革命において民衆は、「資本家を打倒して、彼らが我々から奪っていた富を取り戻そう」というような事を考えていたようですが、革命が成功裏に終わったあと、資本家の富は共産党が全て取り上げただけでした。
構造改革において民衆は、「既得権者を打倒して、彼らの権益を奪い、日本を活性化させよう」というような事を考えているようですが、既得権者潰しが成功裏に終わったあと、何が起こるかと言えば、大企業の経営者や大株主といった一部の人々のみが栄える原始資本主義の再来でしか有りません。
大企業の経営者や大株主といった、ごく一部の富裕層が、金にものを言わせて、労働者をこき使っていた時代に戻るだけです。労働者の権利も、社会保障もろくにない19世紀の暗黒の資本主義時代に戻ろうとする愚挙を、我々は行っているのではないでしょうか。
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構造改革においては、改革派と称する「(日本社会の)構造破壊者」が、「既得権者という存在が諸悪の根源である」と説き、民衆の「既得権者に対する怨嗟の念」をかきたてて、変革のエネルギーとしています。
片や、「平等至上主義」、片や、「自由至上主義」と方向性は逆ですが、やっていることは同じです。
社会主義革命において民衆は、「資本家を打倒して、彼らが我々から奪っていた富を取り戻そう」というような事を考えていたようですが、革命が成功裏に終わったあと、資本家の富は共産党が全て取り上げただけでした。
構造改革において民衆は、「既得権者を打倒して、彼らの権益を奪い、日本を活性化させよう」というような事を考えているようですが、既得権者潰しが成功裏に終わったあと、何が起こるかと言えば、大企業の経営者や大株主といった一部の人々のみが栄える原始資本主義の再来でしか有りません。
大企業の経営者や大株主といった、ごく一部の富裕層が、金にものを言わせて、労働者をこき使っていた時代に戻るだけです。労働者の権利も、社会保障もろくにない19世紀の暗黒の資本主義時代に戻ろうとする愚挙を、我々は行っているのではないでしょうか。
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