昨日の岐阜は1日中曇り空
でも、緩やかな風が吹いていたため、ここ最近のジメッとした暑さはなく、
久しぶりに過ごしやすい陽気となりました
で、「こんな日に家でじっとしているのはもったいない
」と、
めめと二人で午後にお出掛けをしてきました
・・・といっても、母ちゃんの運転なのでそう遠くへは行けず(←母ちゃん、運転苦手です
)、
選んだ先は、美濃市にある観光スポット「うだつの上がる街並み」です。
ここは、江戸時代の街並みをそのまま残した場所で、
規模は小さいものの、こういう街並みが大好きな母ちゃんにとっては、
たまらなくワクワクする場所です
因みに・・・「うだつ」とは、
「隣家から火事が燃え移らないように屋根の両端を高くした防火壁のこと」です。
江戸時代の人々は、このうだつの装飾性を競うようになり、
やがてこの「うだつ」が富の象徴になっていったそうです。
よく「うだつが上がらない」なんて言いますが、
その言葉もここからきているそうです
写真が上手く撮れませんでしたが・・・実物はこれです↓
っと、説明はこれくらいにして、
まずは車を停め、今日の1番の目的のパン屋さんへ
中に入ると、なかなか人気のあるお店らしく、10人ほどの人でごった返していました
めめはベビーカーに乗せて行ったのですが、
他のお客さんの邪魔になるといけないので、人がはけるまでしばらく待ち、
客の数が2人になったところで、パンの物色開始
パンの種類は全部で10種類くらいでしょうか、
その中から4種類を選び、その他にも抹茶のシフォンケーキや、
ベイクドチーズケーキを購入し、お店を後にしました
お店の外観も趣があり、素敵でした
そして、その後は目的もなくブラブラと江戸の町並みを楽しみながら
気になるお店をチェック。
この辺は「和紙」が名産らしく、和紙を取り扱うお店がたくさんありました。
その中の何軒かのお店に入ってみたのですが、
どの店も店内が狭く、それに加えて昨日は土曜日でどの店にも観光客がいたため、
結局入口付近を少し見て、Uターン
こういう場所にはベビーカーではなく、抱っこひもで行く方がいいですね
結局、個人のお店では何も買えず、
観光協会で和紙の葉書を2枚購入しました
この街並みの中には、甘味処も何軒かあったのですが、
今日は入る勇気がなく断念
買い物も終わり、「うだつの上がる街並み」も残り5mほどになったため、
「終点まで行ったらUターンして帰ろうかな。」
なんて思いながらぼーっと歩いていたら、
突然、一人の男の人に話しかけられました。
その人は、
「○○○の者なんですけど、今○○の撮影をしているんですが、」
(↑○の部分は聞き取れず
)
と話し始めました。
そして、数メートル先にいる女性を指差し、
「あの人が向こうから歩いてくるんで、申し訳ないんですけど、
道の反対側を歩いてもらえませんか
」
と言いました。
会話の前半は聞き取れなかったものの、男の人の話の内容から
『今、撮影をしているからその邪魔にならないように道の反対側を歩けってことだな
』
と解釈した母ちゃんは、さっさと道の反対側に移動し、
その場を立ち去ろうとしました
すると、男の人に
「ちょっと待ってください。」
と言われたため、言われるがままその場に立ち止まりました。
すると、男の人とさっき指を指された女性が
「道の反対側を歩くの?それとも同じ側をすれ違うの?」
「いや、やっぱベービーカー押して1人で歩いてもらった方がいいんじゃない?」
と何やら相談を始めました
・・・
ここで母ちゃんようやく気付きました
この男性は、母ちゃんに邪魔だからどいてくれと言ったわけではなく、
母ちゃんに撮影に参加してほしいと言ったんだということを
ここで慌てて自分の姿をチェック
・・・昨日は運悪く、かなりどうでもよい服装をしており、
上は数年前から愛用しているかなりクタクタのTシャツ
下は今より5㌔以上太っていた時に買った
サイズが合っていないかなりダボダボのジーパン
さらに、めめが乗っているベビーカーのひさし部分には、
めめと母ちゃん2人分の帽子とアフガンが無造作に置かれています
『あ~、なんでこんな時に
』
と思いつつも、今更断ることも出来ず、男性に言われるがままに、
小汚い格好をした女がベビーカーを押しながら風情ある町並みを歩く・・・
というなんともおかしな撮影に協力しました。
そして、撮影が始まり、母ちゃんはオドオドしながら4~5mほど歩き、
『もういいかな
』と恐る恐る後ろを振り返ると、
本当は一緒に歩くはずだった女の人が、万年の笑みで
「バッチリで~す
」と言い、撮影は終了しました
この間、わずか30秒ほどでしたが、思いのほか緊張し、
目が完全に泳いでいました
まぁ、遠くにカメラがあったので、そんなとこまでは映っていないでしょうが
そして、その撮影隊の方たちは、撮り終えるとすぐに片付けをし、
どこかへ消えて行きました。
で、結局何の撮影だったのかはわからずじまいだったのですが(←多分ケーブルテレビでしょう)、
『絶対にあの女の人が1人で歩いた方がよかったよなぁ
』
と思いながら、母ちゃん達も美濃の町を後にしました