Sim's blog

電子工作はじめてみました

高効率白色LED点灯回路

2008-04-30 23:08:36 | Joule Thief
トラ技5月号に載っていた「0.71Vでも起動する高効率白色LED点灯回路」を作ってみました。いつものようにブレッドボードです。

誌面ではチップ部品を使ってコンパクトにまとめていますが手持ちの適当な部品にしています。2SA1162Yは2SA1015GRに、2SC2712GRは2SC2500Cにしています。

RLCの電子工作日記さんでも同じ実験をされています。

オシロで眺めてみました。

p-p 3.520V、発振周波数は46.79kHzです。

部品は、トランジスタ3個、抵抗3個、コンデンサ2個、インダクタ1個でブロッキング発振回路よりは多くなります。ブレッドボードラジオさんのところに載っている弛張発振回路というのに形が似ている気がします。PNPのトランジスタ2個でカレント・ミラー回路というのを作っています。

LTSpiceでシミュレーションしてみました

トランジスタはいい加減に選んでいます。

波形はこんな感じです。

シミュレーションでは電源電圧が0.9Vのとき84kHzになっています。
オシロで計った電池は1.3Vくらいです。1.3Vでシミュレートすると60kHzくらいです。

トランスでなくインダクタなのでやろうと思えば全部チップ部品で作れるのがいいところですね。

Interface 6月号

2008-04-27 13:25:32 | V850
特集は先月号のFR60付録基板の続きです。
サンプルプログラムはInterfaceのダウンロードページからのものと、富士通のページからのものがあります。とりあえずダウンロードして動かしてみました。

ブロックくずし


オセロ


どちらもUSBマウスを使ってコントロールします。ブロックくずしをマウスでするのは結構むずかしい感じでした。
オセロは好きなときにパスできるという裏技があります。ただしパスが連続するとゲーム終了になってしまいます。
パスが自由にできると簡単すぎるというか全く別のゲームになってしまいます。


V850関連はwebサーバーを作る記事ざてす。
p.143にNECのminicube2を使うためのgdbserverを作ったという話も載っています。

マイコン関連ではありませんが、CUDAというGPUを使った計算の話がおもしろかったです。日本向けのホームページもあります。


秋月名物おたのしみ袋(月木限定)

2008-04-24 23:11:03 | 電子工作
秋月の秋葉原店は月曜日と木曜日はベテラン店員さんがお休みでバーコードのついた商品のみレジで買えます。カウンターに並べてある部品を買うことはできません。いつもなら月木は秋葉に行かないようにしています。ところが今日は都内に出る用事があったので、ついでに覗いてみました。

なんと、こんなものがありました。

速攻でレジに向かったのは言うまでもありません(笑)

ブツはこんな感じです。


広げてみました。

やたら多いです。
上の方が電解コンデンサ。一番左上の電解コンデンサは高さ36mmφ18mmのかなり大きいもので、450V82μFです。大きな電解は6.3Vのものが多かったです。
右上もコンデンサ
中央はセラミックコンデンサ
フィルムコンデンサもあります
右下は表面実装用の電解コンデンサです。
中央にずらっと並んでいるのは三端子レギュレータです。五端子のものもいくつかありました。
中央に2桁の7セグLEDがあります。
下の方にテープのままの電解コンデンサとトランジスタ(2SC1093)があります。
2SC1093って、ググってもデータシートが見つからないんですが、足はどうなってるんでしょう?
左の方にLED詰め合わせの袋があります。
右の青いのはバリスタです。
表面実装用のダイオードとか、1.27mmピッチのフラットケーブルコネクタなんかもはいっています。

変わったものだと、双信電機のGSC203という高周波用(たぶんGHz?)の部品がありました。

双信電機のホームページだとGSCシリーズまではたどりつけましたが、GSC203は見当たりませんでした。
UN206というパナソニックのトランジスタアレイのIC(SOPサイズ)が2個はいっていました。あとは、表面実装用の小さなプッシュスイッチなんかもありました。
3本足のセラミックコンデンサがありました。
昔のキットのなごりっぽい、袋にはいった部品セットもあります。セメント抵抗2個、2SC1815が3個、ブリッジダイオードにプッシュスイッチ9個とダイオード、抵抗なんかがはいっています。

LEDつめあわせを広げてみました。

透明なのは白色ではなく赤と緑がありました。
赤緑の2色LEDもまじっています。
数えてみると99個はいっています。

ほんとは、ばらしちゃいけなかったのかなあ。もしそうだったら秋月さん、ごめんなさい。
とりあえず、ジャンク袋好きの私はとても楽しませてもらいました。


4/25 追記 集計してみました。
コンデンサ  291
LED         100
コネクタ     52
トランジスタ 28
レギュレータ 14
高周波部品   13
抵抗         10
スイッチ     10
バリスタ      6
ソケット      6
ダイオード    4
計          534

上とLEDの数が違うのは7セグを含めたからです。

JTAGメモ

2008-04-23 23:40:52 | その他のマイコン
デザインウェーブマガジンの付録ARM基板ですが、p.92の回路図を見ていると、J2にTRST, TDO, TDI, TCKとかのJTAGの信号の名前が書いてあります。ブートローダを壊したときはJTAGで書くみたいなことも書いてあります。

IARのARM用Cコンパイラのページを見てみると、色々なハードウェアデバッガをサポートしています。純正品は高くそうです。調べてみると、Macraigor社のWigglerというのがパラレルポートタイプで安そうです。と思ったら純正品は$150でした。

olimexから互換ケーブルが出ています。olimexの代理店のストロベリーリナックスで2980円で売っています(ここ)。ソリトンウェーブも代理店なので売っています(ここ)。そういえば千石で見たことがあるような気がします。ソリトンウェーブのページにはツールチェーンとか色々なドキュメントがあります。

きぃたんさんが作られた記事を発見しました。互換ケーブルの回路図がネットにあるみたいです。
回路図はパラレルポートにバッファICをつけるだけの構成です。XilinxやAlteraのJTAGケーブルと同じです。

接続は次のようにするみたいです(左側はプリンタのpin番号)。
2 → (not) nRESET (J2 37)
3 → TMS (J2 38)
4 → TCK (J2 36)
5 → TDI (J2 35)
11 → TDO (J2 34)
8と15を接続
他はGND
TRST(J2 33)はopen?

TRSTという信号もあるみたいですが、どうすればいいのかは不明です。

xilinxのはこんな感じです(以前作ったときの記事)。
2 → TDI
3 → TCK
4 → TMS
13 → TDO
18 → GND
8と11と12を接続
他はNC

Make:Tokyo Meeting

2008-04-20 19:52:37 | 電子工作
Make:Tokyo Meetingにちょっとだけ行ってきました。案内はこちら

駅を出ると電柱に貼ってありました。


歩いていました。


ホバークラフトです


屋外にあった電飾看板。


屋外の露店にあったカエルジャンプボードです(hamayanさんのblog参照)。

帰ってからくやしかったこと。ここで本を買えば著者のサイン入りにできたのに・・・。

同じく、ブレインマシンという洗脳機械です


コメベーダーの実物を見てきました(コメを噛めさん参照)。




オシロ時計です。すんさんが紹介されていたものかな?


1chip MZ-700です。Spartan-3 Starter Kitを使っています。


Joule Thiefです。




すごくきれいでした。


テスラコイルという大きなコイルがありました。先端が光っています。


ライトセーバーではなくて、蛍光灯をテスラコイルの近くにもっていくと光ります。


もっと、いっぱい色々なものがあったのですが、写真とってません。
すごいオーバーテクノロジーだらけでした。
とても楽しかったです。それにしても、みなさんすごすぎです。

FR60付録基板 秋月のVGAコネクタ

2008-04-17 17:52:08 | その他のマイコン
FR60付録基板 なんか絵が出たの続きです。

11/2 追記 足が2列なのでFR60基板では使えません。御迷惑をかけた方々、申し訳ありませんでした。

秋月でFR60付録基板で使えるVGA用のD-SUB 15pin基板取り付け用コネクタが新製品として販売になっています(通販コードC-2329)。他より安い100円です。

ちなみに他の部品です。
USB-Aコネクタ (通販コードC-160)
USB-Bコネクタ (通販コードC-161)
クリスタルオシレータ48MHz (通販コードP-1806)
ピンソケット(メス)40P(2x20) (通販コードC-85)

48MHzは5V用なのと、大きさがはみ出るので注意が必要です。
32768Hzの水晶発振子は、通販していませんが、店頭にはありました。カウンターの左上の方でした。


シリコンハウスへようこそさん(シリコンハウス共立のブログ)の4/15のブログ「Interface5月号用の水晶発信器について」で、3.3V48MHzの水晶発振器を取り扱うことが紹介されています。
通販の共立エレショップには(まだ)掲載されていないようです(これを書いている時点で最新登録商品は~4/14です)。

関連商品です。リンクの仕方が分からないので商品コードを書いておきます。検索で飛べます。
基板用D-SUB15pinソケット (55H141)
USBソケットAタイプ 基板L型 (77414P)
USBソケットBタイプ 基板L型 (77414T)


秋葉原で以前見つけたD-SUBコネクタについては以前こちらに書きました。
3.3V48MHz水晶については以前こちらこちらに書きました。
スイッチセットですが、すんさん情報によると千石電商の別店舗で230円で売っているそうです。

WinAVRを使ってみる

2008-04-16 21:16:55 | AVR
すんさんに教えてもらったWinAVRをinstallしてみました。installerがついているので簡単です。WinAVRはgccなのですが、AVRStudioからコンパイルできます。

とりあえず、LEDチカチカを書いてみました。
#include <avr/io.h>

int main()
{
    volatile int i;

    DDRB = 0xff;    // port b 出力
    PORTB = 0xa5;

    while(1){
        for(i = 0; i < 10000; i++) __asm("nop");
        PORTB ^= 0xff;
    }
}

最初にavr/io.hをincludeする必要があるみたいです。
intのサイズは16bitでした。
__asm("nop");と書くとnopが生成されています。

メニューのデバッグからシミュレータを使ったデバッグができます。
これは実機とは関係なくソフト的にAVRをシミュレートするものです。
View→Disassembleにチェックをいれると機械語でもシミュレートできます。

使ってみた感じはかなり直感的で、ほぼ思ったとおりの操作ができます。

AVRデビュー

2008-04-15 23:12:39 | AVR
ツクモロボット館で売っていたSTK-500の動作確認プログラムを作りました。

ナイトライダープログラムです。

.include "8535def.inc"

    ser r16         ; r16 = 0xff
    out DDRB, r16   ; port b 出力
    dec r16         ; r16 = 0xfe
    sec             ; cy = 1
loop:
    out PORTB, r16  ; LEDは負論理
    rol r16         ; cyこみのローテート
delay:
    dec r17
    brne delay
    dec r18
    brne delay

    rjmp loop


秋葉原

2008-04-13 22:02:33 | AVR
秋葉原に買い物に行ってきました。

ツクモロボット館で売っているDesign Wave Magazine 5月号付録基板用追加部品キットです(1000円)。

SDカードスロットだけならマルツか西川部品でもいいです(300円ちょい)。
本棚のあたりに、ひっそり置かれていました。最初、場所が分からなかったので店員さんに聞いてしまいました。


ワゴンの中にジャンク品が売られていました。AVRが載った基板です。200円でした。

AVRのテストボードなんでしょうか。6pinのコード1本と10pinのコード2本の値段と思えば安いのかな。中央上にある大きなICにはAT90S8535と書かれています。ATMEL AVRと書かれているので純正品のジャンクなのかもしれません。PROGRAMと書かれているボタンがあるので、ライタなのかもしれません。

4/15 追記 STK-500というAVRプログラマでした。doggieさん、せくすぃ部長さん、すんさん、ありがとうございました。doggieさんに教えていただいたリンクのドキュメントを参考に動作することが確認できました。ひょんなことからAVRデビューしてしまいました。


日米商事を覗いてみたら、ジャンク袋が売っていました。

左が150円、右が200円です。

200円の方(右側)を開けてみました。

バリスタがやたらいっぱいあります。集合抵抗は色々な値のものがあって得をした気分です。コンデンサは223のセラミックと10V100uFの電解が多かったです。
トランジスタはS1517というのがはいっていました。

1S1579という3本足の部品がありました。型番からするとダイオードっぽいのに足は3本です。


3本足といえば、これはいったい何なんでしょう。271 100Vと書かれています。サトー電気さんのコイルのページに載っている「T型フィルタ3端子コンデンサ村田製作所」と似ています。


FC52Mというバリキャップダイオードです(たぶん)。


これもバリキャップぽいです。2個セットになっています。


コンデンサーっぽいけど、何も刻印がありません。外側は金属で中は樹脂で固められています。もしかしてタンタル?


変わった形のダイオード(たぶん)


変わった形のコンデンサ。2200Jと書かれています。計ると280pFと300pFでした。


変わった形のコンデンサ。224Zと書かれています。計ると0.25uFと0.27uFでした。


やたらとでかい抵抗です。



千石で売っていたタブつきのジャンパです(10個入り90円)。マイコンで遊ぶときには便利そうです。


鈴商で見つけたハーフピッチ用のコネクタです。

秋月のGPSキットは1.27ミリピッチ2列で、ピンソケットも入っているのですが、試しに使ってみるのにハーフピッチのコネクタを探してみました。どちらも1列です。
上の方の線を途中で切ればお試しにはちょうどよさそうな気がします。
一応秋月では「1.27mm(ハーフ)ピッチコネクタセット」(P-01151)というのを売っていて、それでもいいのですが、バラ売りはなく、なんとなく無駄になってしまいそうなので探していたというわけでした。


指マウスです(980円)。The Lord of the Rings Mouseと書かれています。指につけたままキーボードを打てるというものみたいです。


試しにつけてみました。

慣れが必要そうです。
売っていたのはイオシスという中古PC屋さん(?)で、1GのSDカードを買ったついでに買ってしまいました。ほとんど話のネタぐらいにしかなりません。1GのSDカードが699円なので、それより高い買い物をしています。

秋葉に行くと予定以外の買い物をしてしまいます。元々買うつもりだったのは、SDカードソケットと増設メモリの2つだけでした。

ubuntuデビュー

2008-04-13 19:56:18 | その他
すんさんのところで盛り上がっていたので気にしてはいたのですが、ついにubuntuをインストールしてみました。肝心の日経linuxは買い損なっています。インストールしたといっても、vmware用の仮想ディスクをダウンロードして、zipを展開しただけです。ubuntuの入手先はこちらです。
linuxは相性が悪いというか、インストールすらうまくできたことがなかったのですが、今回のは非常に簡単でした。
vmwareはplayerではなくてserverにしています。どちらも無料ならserverの方が機能が多そうだし、vmware toolsもちゃんとあるのでserverかなと。
やってみたいことは、gccとかsdccです(すんさんのsdccの記事)。

どうせならメモリも増設しようと昨日買ってきたのですが、挿してしばらくたつとブルースクリーンの嵐になってしまいます。最初からはいっていたPC-Doctorというソフトを使うとエラーログが出てきます。しかたないので、初期不良の交換をお願いすることにしました。

トラ技2008年5月号

2008-04-12 01:03:27 | 電子工作
特集はアナログ回路Q&A、私のような初心者にはありがたい企画です。p.110には次回Q&A特集に向けた質問の募集があります(トラ技ホームページ)。〆切は5/9となっています。何か応募してみようかな。

「dsPICマイコン基板デザイン・コンテスト」の審査結果が発表されています。誌面でも紹介してくれるとうれしいなあ。

0.71Vでも軌道する高効率白色LED点灯回路の記事は実際に試してみたいです。170時間連続点灯すると書かれています。トランジスタを3個使っています。NPNとPNPの発振回路でコイルを使って昇圧しているようです。PNPの方がカレントミラー回路というのになっています。作成例の写真は全てチップ部品です。

付録冊子は定番電源回路集60です。入出力電圧が見やすくなっています。ほとんどがICを使ったもののようです。

PSoC FTKの記事が今月も載っています。FTKに載っている照度センサーの読み取り結果をUSBでPCに送るものみたいです。書き込み器の方もいじるんでしょうか。

DWM5月号付録ARM基板

2008-04-10 23:53:17 | その他のマイコン
今日が発売日だったので、とりあえず買ってきました。



ハンダづけなしで動作します。2章を見て最初から書き込まれているプログラムを動かしてみます。COM8だったのでハイパーターミナルで3軸加速度センサーの値を見ます。動かさないようにしても、かなり値が動きます。こんなものなのかな?
4/12 追記 ハンダづけなしで動くのは最初から入っているサンプルプログラムだけで、自分でプログラムを書き込むには、はんだづけが必要です。

ゲームのカエルがピョンを動かしてみます。

設定ではまったのは、Flash Playerのセキュリティ設定のところで、間違ったファイルを指定していました。frog_acc.swfは複数含まれていました。

ブラウザはInternet Explorerです。普段使うFirefoxは避けました。

たまにスーパージャンプが出ます。どういう条件ででるのか分かりません。555.3cmが今のところの最高記録です。
4/12 追記 617.1cmになりました。コツは分かりません。
4/15 追記 741.3cmです。って、カエルゲームしかしてない><

基板を見た感想ですが、部品が少ないことに驚きました。これで32bitマイコン?と思うくらい少ないです。

部品セット(SDカードソケット)は1000円+送料1000円の計2000円でイーエスピー企画(ボードの設計会社)から通販で買えることがp.123に載っています。
ツクモロボット王国でも買えます(ここ)。

フラッシュ上にDFUというUSBダウンローダがあらかじめ書き込まれていて、これが壊れるとJTAGデバッガを使って修復しないといけない、と書かれています。

外部に8MHzのクロックがついていて、内部で逓倍して72MHzで動いているそうです。やたら速いですね。