Sim's blog

電子工作はじめてみました

JTAGメモ

2008-04-23 23:40:52 | その他のマイコン
デザインウェーブマガジンの付録ARM基板ですが、p.92の回路図を見ていると、J2にTRST, TDO, TDI, TCKとかのJTAGの信号の名前が書いてあります。ブートローダを壊したときはJTAGで書くみたいなことも書いてあります。

IARのARM用Cコンパイラのページを見てみると、色々なハードウェアデバッガをサポートしています。純正品は高くそうです。調べてみると、Macraigor社のWigglerというのがパラレルポートタイプで安そうです。と思ったら純正品は$150でした。

olimexから互換ケーブルが出ています。olimexの代理店のストロベリーリナックスで2980円で売っています(ここ)。ソリトンウェーブも代理店なので売っています(ここ)。そういえば千石で見たことがあるような気がします。ソリトンウェーブのページにはツールチェーンとか色々なドキュメントがあります。

きぃたんさんが作られた記事を発見しました。互換ケーブルの回路図がネットにあるみたいです。
回路図はパラレルポートにバッファICをつけるだけの構成です。XilinxやAlteraのJTAGケーブルと同じです。

接続は次のようにするみたいです(左側はプリンタのpin番号)。
2 → (not) nRESET (J2 37)
3 → TMS (J2 38)
4 → TCK (J2 36)
5 → TDI (J2 35)
11 → TDO (J2 34)
8と15を接続
他はGND
TRST(J2 33)はopen?

TRSTという信号もあるみたいですが、どうすればいいのかは不明です。

xilinxのはこんな感じです(以前作ったときの記事)。
2 → TDI
3 → TCK
4 → TMS
13 → TDO
18 → GND
8と11と12を接続
他はNC

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2 コメント

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JTAG バウンダリ・スキャン (のりたん)
2008-04-24 08:35:41
JTAGは、バウンダリ・スキャンと呼ばれるテスト手法の一規格です。googleさんに「JTAG バウンダリ・スキャン」と尋ねるとたくさんのサイトが紹介されてきます。たとえば、こんなの。

http://www.debsol.com/AboutBS01.html
よくわかるバウンダリスキャン試験解説講座

TRSTは、JTAG規格ではオプションになっています。ピン数に限りのあるマイコンに余計なテスト端子は設けたくないので、使っていないのでしょう。

私の理解では、JTAGは、ハードウェアに近い所しか規定していないので、その上にどんな実装するかは、半導体メーカしだいだと思います。そのあたりの仕様は公開されているのかな?
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re:JTAG バウンダリ・スキャン (Sim)
2008-04-24 22:26:46
こんにちは、のりたんさん

STのARMのpinにTRSTがあるのに、wigglerになくてどうしようかな、といった感じです。たぶんpull-upかpull-downのどちらかでよさそうな気もします。

ARMは以前なひたふさんがJTAGでデバッグしていました。違うチップですが、もしかしたらできるかもしれません。

STのデータシートには以下の3つのドキュメントの名前があがっています。
●Cortex™-M3 r1p1 Technical Reference Manual (TRM)
● ARM Debug Interface V5
● ARM CoreSight Design Kit revision r1p0 Technical Reference Manual

ググってみたところ、
ttp://infocenter.arm.com/help/index.jsp
で見れるみたいです。

MSP430みたくon-chipデバッグできたらいいなあとか考えてるところです。
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