きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

TOKYOウォーターフロント巡り

2013-12-10 22:00:00 | 遠くへ~少しだけ非日常
朝から雨が追いかけて来た日。
空港に行く頃になり雨が止むと余計に憂鬱になった。
雨は東に遠ざかる。
儂も東に用がある。
雨を追い越すことになるだろう。
追い越した後に、追い付かれる筈だ。
着いてからどれぐらい余裕があるかを計算しつつ、空港の待合室で地図をめくる。

今回この地図が役に立った。2010年発行だが結構細かいしブックオフの100円本なので乱雑に扱っても惜しげがない。最後は、右手にカメラ代わりのスマホ、左手に地図持って走った。
ホテルまで行ってから走り始めると雨に遭いそうである。直接走り始めることにする。
麦は呑まず。

やがて東に着く。スマホで雨雲レーダーをチェックする。1時間は大丈夫かと思う。
来た急行に乗る。退勤時間の頃にモノレールを降りる。よって出発は流通センター前からとなった。
今回は、東京湾岸をとりあえず走る。結構な低気圧が迫っているので、雨が降るまで。でも、降ったら降ったで別に問題ない格好はしているし、傘さして走るのもいいいかと思っていた。

環七に入り川を渡る。すぐ左に曲がる。

この辺は中央海浜公園。京浜運河の向こう、灯りが奇麗である。
するすると辺りが暗くなる。低気圧の雲か、この時期の日の入りはこんなもんなのか。確かに東だから日の入りは早いはず。工場から団地に入る。スーパーもある。

地図で見ると、工場と倉庫しかないようなイメージだったのに。

知る人ぞ知る日本手話が「公用語」の学校。こんな所にあったのか。何でもないことに感動。

その奥、すぐに運河が見える。ビルの合間から橋がでている。そちらは予定ルートと違うことに気づかず、わくわくする気分で坂を上がり橋を越える。

この時間の運河は首都ならではの美しさ。

渡った後で現在地を確認。ルートを間違ったことに気づかず手間取る。
まあいいかと元来た道に戻らずに、メインから少し外れていると思われる通りをそのまま行く。

ちいさな公園。もうすっかり夜である。親子が手をつないで帰っている。去年世田谷辺りで見た光景。


右に曲がり少し大きな通りを目指す。旧海岸通りへ。

また橋を渡る。この辺天王洲運河。

向こうに品川駅。大きな会社が並ぶ。サラリーマンが続々駅に向かう。何となくすごいなあと感じる。企業戦士かあ。
品川駅を過ぎもう一度右に。
 
運河を越える。ルート選択は何となくになっている。何となくの割に思わぬ奇麗な光景に出会う。

五色橋。丁度モノレールが通る。雨も降っていない。得した感じ。

首都高の傍。ここも企業が多い。そして、右に虹色の橋を見つける。右に曲がる。

ループの麓まで行くが、その先が分からない。リサーチしていない。

とりあえず光の方へ進む。

おおここか。しかし。

ほんのわずかの差ではあったが無情のタイムアウト。
ここの遊歩道、渡れると云うことを知ったのは空港で。そんなに細かく調べてはなかった。時間が分かっていたらここまでのルートを交通機関でとばして来ることもできたのだが。
何だかなあ、という感じで、次にどうしていいか分からずその辺をうろうろする。地図を見る限りこの他に橋はなさそうである。

結局、ゆりかもめを使うことにする。ここまでして行くとは自分でも思わなかった。

それでも、遊歩道を渡れなかったというショックはそれほどでもなかった。何でかな。240円は痛かったが。

一駅だけ乗り、お台場に。某テレビ局周辺のにぎやかなところを見ながら、先を急ぐ。

有明西運河を渡る。相変わらず奇麗である。
ところで、この日は、明日の着替えやら資料やらをザックに入れたまま、ホテルにも直行せずに走り始めたので、荷物はぱんぱんで重いまま。しかし、低気圧の影響の強い南風が背中を押してくれることが多く、結構楽だった。

有明周辺。未開発のところもあるが、地図で見た感じより活気がある。新しい街という雰囲気。

晴海通りに入る。ドンキで休憩しようかと思ったが我慢。下手に買い物すると背中に荷物を入れるスペースがない。

豊洲。この「途中」ですまだ続きますという自己主張が良い。

街はますますにぎやかで、オフィスも多い。

東雲橋か。水門があった。

次の橋を渡った後のことを考えて歩道橋へ。

晴海橋で晴海運河を越える。

お台場が遠くに見える。

橋を越えたところ。何でもない交差点だが、この向こうには大学生の時に、夜同級生の車で出かけた懐かしいところ(晴海ふ頭じゃなかったっけ当時セレステ運転していたF君)がある。何でもないじゃなくて何にもなかったんだ昔は本当に。
晴海運河沿いの都道を進む。

と、右手にスカイツリーが。水上バスのおまけつき。

朝潮大橋の傍。佃水門というらしい。橋を越えると月島。何年か前、家族でもんじゃを食べに来た。懐かしい雰囲気。

「懐かしい」雰囲気は、自分にとっての「懐かしい」だけではない。この街の昔ながらの「懐かしい」感じも。

路地にも表通りにも飲み屋。これはこれでいいねえ。

月島橋を渡り、右へ。

隅田川にかかる勝鬨橋。昔は「渡し」だったんだと。


重厚な造り。

築地市場の向こう側、東京タワーが飛び込んできた。ここから見れるとは。

橋を渡ってほどなくして築地本願寺前。

築地も家族で来た。朝、海鮮丼食べたのと、昼に寿司を食ったのと、2つ記憶がある。2回も来ている訳だ。どちらも当たり。おいしかったな。

突然だが切りがいいのでここで終了。
今回の走破ルート。

赤がレインボーブリッジまで、青がレインボーブリッジから。
湾岸警察は関係ないんだろうが「封鎖せよ」のフレーズを思い出す。確かに封鎖されたら全く手も足も出んな。やられた。またリベンジせないかんか。
でも川と運河、橋を巡るルート。とても満足だった。

雨は、ホテルに着いてからものすごい降りになった。


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