日記帳

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Book Review No.344「時生」

2011-01-30 | 日々つれづれ
東野圭吾 著(講談社文庫)

<評価>
感動度:☆☆☆☆☆
知識度:☆☆☆
娯楽度:☆☆☆☆
難易度:☆☆☆

東野圭吾の作品の中にあっては、ミステリー的要素が少ないのがある意味異彩を放つ一冊。
ストーリー自体はありがちな「タイムトラベルもの」という感じで、多くのレビューで述べられているように奇をてらったものではないが、あらかじめ結末の予想がつく中でこれだけの感動を与えることができるのが作者の力量ということなんだろう。
父親と息子の物語ということで、息子を持つ父親としてはより深く感情移入せざるを得えない。
父と息子の物語と言えば重松清かと思っていたが、いやどうして、東野圭吾もなかなかです。



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