日記帳

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Book Review No.266「あがない」

2009-03-28 | 読書
中野順一 著(徳間文庫)
<評価>
感動度:☆☆☆☆
知識度:☆☆☆☆
娯楽度:☆☆☆☆
難易度:☆☆

臓器移植と「生まれ変わり」をテーマにしたミステリー。
設定自体はよくありそうな感じだが、二転三転して息をつかせない構成は秀逸。
単にミステリーというだけでなく、臓器移植に対しても一石を投じたいという作者の意志が垣間見れる。
ただ、若干いろんなストーリーを詰め込みすぎなきらいがあるか?
いろんな要素を一気に解決させるために結末からエピローグにかけてがちょっと駆け足な感じがした。

Book Review No.265「危ないお医者さん」

2009-03-27 | 読書
富家孝 著(ソフトバンク新書)
<評価>
感動度:☆☆
知識度:☆☆☆☆☆
娯楽度:☆☆☆
難易度:☆☆

医療問題について書かれた著作は数あれど、内部事情をよく知る人が書いたものは意外と少ないのでは?
そんな中、本書は元々医師だった著者が書いているだけに臨場感が溢れ、よりリアルティが感じられた。
「なるほどね。」と頷くような箇所も多かったが、後半の付け届けの話やメディカルツーリズムの話は、「本当に?」と首を傾げたくなるような箇所もちらほら・・・。
でも、医師が言うんだから事実なんだろうな。
「読むと役に立つ」というより「読んでいるとますます不安になる」という感も否めず。

WBC決勝 やった!連覇!

2009-03-24 | プロ野球他球団
勝った勝った。

今日の昼休みはワンセグの小さな画面に見入ってました。
周りを見渡すと同じようなことをしている人がチラホラ・・・。
テレビがある食堂は儲かったでしょうねー。

8回表で3-1となった時点で勝ったと思いましたが、韓国の粘りも凄い。
しかし、それもすべてイチローが決めるための予定調和であったかのような鮮やかな幕切れでした。

日刊スポーツからの引用です。
10回表のタイムリーについての談話-

「僕は持ってますね。神が降りてきたという感じ。日本中のみんなが注目しているだろうと思って、自分の中で実況して、普段は結果が出ないんだけど、それで結果が出て、壁を越えたと思います。」

何か、3年前の新庄みたいな感じですが。(笑)
スポーツニュースをはしごした感じでは、前回よりも更に興奮している感じですね。

確かに持ってるよなー。
3-2のまま終わっていれば、「優勝したけどイチローの時代は終わったね。」と言われるところだったのに、歴史に残る名場面を演出してしまいました。

あんまり目立たなかったけど、ライオンズ勢も頑張りましたよ。
7回の勝ち越し点は、片岡が出て盗塁で二塁に進み、中島が返すという、まさに日本シリーズそのままのパターン。
今季もこの二人には期待できそうです。

原監督も男を上げましたね。
火中のクリと言われながら監督を引き受け、「存在感が軽い」とか「言ってることがよく分からん」とか週刊誌等で結構叩かれて、確かに疑問の残る采配もあったにせよ、今回のWBC原監督の陽性のキャラクターが良かったんじゃないかと思います。
あれだけのメンバーだからぐちぐちいう人(誰とは言わんが・・・)だとモチベーションが上がってこないだろうし・・・。

とにかく、良かった良かった。
これだけ盛り上がって二連覇したんだから、第三回は日本でやってくれないかな?

WBC準決勝 アメリカを破る!

2009-03-24 | プロ野球他球団
いや~、やりましたねえ。

昼休みにテレビをつけたらもう9回裏1死だったので一瞬しか見てませんが、報道等で見る限りでは今日がベストゲームだったのではないでしょうか?
打線が見事につながったようだし。

最後までイチローに当たりが出ていないのが気がかりではありますが、それでもここまで来られたのは世代交代が進んだということでしょうね。

さて、明日は五たび韓国戦。
結局、1R、2R、決勝トーナメントともに日韓戦が1・2位決定戦になったってことか。
結局のところ、この2カ国が一番本気だったってことでしょうね。

明日は勝ってくれ~。

お姑さまのお越し~

2009-03-24 | 日々つれづれ
実家の母が遊びに来たがっているらしい。

「らしい」というのがポイントで、「~(妻)さんに会いに行きたい。都合があればお母さんも御一緒に。」とのこと。

このパターン、過去にも何回かあったのだが、母にとっては妻とお義母さんと自分の3人というのがベストのようだ。
父と一緒に土日にとか、私に会いたいとかは聞いたことがない。
男は要らんらしい(笑)

実際、妻とお義母さんと一緒のときは、母は呆れるほどのマシンガントークだ。
元々話すのが好きな人ではあるが、実家にいるときは周りが人の話を聴かない酔っ払いの男ばかりのせいかそれほど目立たない。
みんなで食卓を囲むときなど、もうみんながみんな自分勝手に「俺が俺が」という話ばかり(しかもリピート率高し)するので収拾がつかない。
その一方で、父や祖父もしらふだと無口だったりするので、あれでは確かになかなか母のペースで話も弾まないとは思うのだが・・・。

そこへいくと、妻は相手が話好きじゃなくても話を引き出すのがうまい聴き上手タイプ
お義母さんも義実家の中ではよく話すほうだが、うちの母に比べれば穏やかだ。

よって、この3人で集まると基本的に母がしゃべりまくり、お義母さんがある程度返し、妻はほとんど返事をするだけという展開に。

・・・今のタイミングなら普通は妻が主役でしょ・・・。
この間の安産祈願のお参りのときも、こちらの話はほとんど聞かないで自分の話ばかりしてたもんなー。
孫を産んでくれようとしている妊婦の容体に興味がないのかね??
まあ、それで本人が楽しいのなら良いのだけど・・・。

とはいっても、妻は妊婦。
前回もまだバッチリつわりの時期に押し掛けたようだし、ある程度は遠慮していただきたい。

しかも、以前はスケジュール調整も私が間に入っていたのに最近は「~さんと直接連絡取りたい!」とか言って妻に直にメールが来るし。
姑様からメール頂いたら邪険にはできないじゃないかねえ?

・・・とまあ、文句ばかり書いてきましたが、嫁姑の仲が悪くないことは夫的には非常に良いことだと思ってます。
性格が全然違うこともかえって良いのでしょう。
母には妻の負担にならない程度に仲良くしていただければ・・・と。

WBC準決勝 決勝進出一番乗りは韓国

2009-03-22 | プロ野球他球団
今日の準決勝第一試合は、韓国が10-2でベネズエラに大勝。
ベネズエラ、エラー5個って何をやっとるんじゃい・・・。
これで明日日本が勝った場合、決勝戦は五たび韓国戦になりました。
ホントにご縁があるようですね・・・。

明日は、試合開始が日本時間の9時。
通勤列車でワンセグに見入る人が続出しそうですね。

Book Review No.264「住まいに居場所がありますか?」

2009-03-22 | 読書
横山彰人 著(ちくま書房)
<評価>
感動度:☆☆☆
知識度:☆☆☆☆☆
娯楽度:☆☆☆☆
難易度:☆☆


出産を控え、住み替えを考えなければいけない今のタイミングにピッタリだった。
建築士である著者から見た住まいへの考察は、建築士というよりむしろ心理学者なのではないかと思うほど家族の心理面の洞察に長けている。
「なるほど!」と頷ける箇所が満載で、近年読んだ中では白眉の屈指の一冊。

WBC第2R 韓国に勝利!

2009-03-20 | プロ野球他球団
今日は先発投手からして両国とも「是が非でも勝たなければ!」という感じではなく、ビミョーな感じの試合でしたが、それでも勝てたのは良かったのでは?
3連敗じゃ気分も悪いしね・・・。

しかし、好調だった村田の故障は痛い・・・。
見てた感じ、普通にヒットを打って普通に一塁に向かっただけに見えたんだけど・・・。

これで対戦相手は、アメリカに決定。
試合は日本時間で23日ということで、もう観戦はできないことに・・・。
うーん、残念。

WBC第2R 何とか準決勝進出

2009-03-20 | プロ野球他球団
今週の2試合は平日の昼間ということで全く見られませんでしたが、どうにか準決勝進出を決めてくれました!

それにしても、韓国に連敗して、キューバに連続完封勝ちとは・・・。
強いんだか弱いんだか分からんなー。

それにしても、今日の岩隈、杉内は素晴らしかったですね。
二人ともコントロールが良く、調子のムラがなく、球数が少なくて四球も少ない。
球数制限のあるWBC向けのピッチャーです。

さて、明日は4たび韓国戦。
今度こそ・・・と言いたいところですが、明日の両先発を見る限り両国とも本気で勝ちに行ってる感じではないですね。
別に勝ってもそんなにいいことなさそうだし・・・。
ホントよく分からんルールだ。

Book Review No.263「彗星の住人」「美しい魂」「エトロフの恋」

2009-03-19 | 読書
島田雅彦 著(新潮文庫)
<評価>
感動度:☆☆☆☆
知識度:☆☆☆☆
娯楽度:☆☆☆
難易度:☆☆☆

「無限カノン」と銘打たれている親子四代の壮大なスケールの恋愛小説。
恋愛メインでこれだけの長編というのは近年類を見ないのでは?
実在する人物と実在しないけどモデルがいる人物が混在し、明治の初めから近未来に至るまでの時代の中で、舞台も日本、アメリカ、択捉島と移り変わる。
蝶々夫人から始まって、マッカーサーの愛人と恋に落ちたり、皇太子妃との禁忌あり・・・。

三作通じてメインとなっているのが主人公と皇太子妃になる女性との恋の物語で、明らかに実在の人をモデルとしているとしか思えないので、これは発表されたときはかなりの議論を呼んだのではないかと想像していしまう。
特に作者は左系の政治的意見の強い人らしいし。
(決して皇室を悪く書いてはいないが。)

正直、最初は「いくら小説とはいえ、これはちょっとやりすぎだろ?」という思いもなくはなかったが、一作目、二作目と読み進めていくうちにだんだんとそういう感も消えていった。

そして、全く毛色が異なる三作目の「エトロフの恋」は、激しい展開の前二作の余韻に浸るのにちょうどよいかもしれない。

三作ぶっ通しで読むと満足感・・・というより満腹感でいっぱい。