日記帳

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繁忙期入り

2007-11-30 | 日々つれづれ
いよいよ忙しくなってきましたよ。
昼やら夜やら食事の時間を確保するのが大変になってきたし、電車で帰れなくなってきました。
もうすぐ12月。
勝負の3か月が始まる…。

燃油サーチャージ

2007-11-29 | 旅行
来年はどこに行こっかな~?
と考えるのが、繁忙期における唯一の心の支えなわけですが、そんな計画に暗い影を落とすのが原油価格の高騰に伴う燃油サーチャージの値上がり。

・・・これ、ホントに何とかならんかなー。

年明けからまた改定され、多くの航空会社でアップされるようです。
日本旅行のページが分かりやすいな。

JALは上げるけど、ANAは上げないと対応が分かれたなんてニュースになってましたが、これを見ると航空会社によって結構まちまち。
必ずしも距離が遠いと高いとも言い切れないようです。
あと、円建てかドル建てかユーロ建てかによっても結構違うかもしれませんね。
今の相場の流れなら、ドル建てが一番良いのかも?

それにしても、JALの欧米17,000円ってのはひどすぎない?
往復34,000円って、閑散期なら運賃より高くつくんじゃあ…。

シンガポールなど韓国、香港を除けばアジア各国もかなり高いし、二人で4万円ぐらいは覚悟する必要がありそう。
対ドル以外は円安も続くし、何か考えちゃうな…。

Book Review No.216「蒼い乳房」

2007-11-28 | 読書
谷村志穂 著(新潮文庫)
<評価>
感動度:☆☆☆
知識度:☆☆
娯楽度:☆☆☆
難易度:☆☆

「『海猫』の世界が今蘇る。」との帯につられて思わず買ってしまった一冊。
「海猫」の主人公の少女時代を描いた短編だが、正直これはあまり印象に残らない。

若くしてデビューした女流作家らしく、若い女性の繊細な心をとらえた作品が多い。
ただ、男が読むのには若干共感しきれない部分もあるのもまた否めないところ…。
個人的には、最も印象に残ったのは「ヒトリシズカ」。
何とも物悲しくも印象的なラストシーンだ。

ビリビリですよ

2007-11-27 | 日々つれづれ
この時季になると、静電気が凄いんですよ。
いつからこんなに漏電体質になったのかなー?
トイレで手を洗うときの水(自動蛇口)ですら放電するですが…。
仕事中も書類を手渡ししてビリビリ、ロッカーに手を伸ばしてビリビリ…。
家ではあんまりならないから、職場が乾燥しすぎてるんでしょうけどね。

ラグビー

2007-11-26 | 日々つれづれ
成蹊大、青山学院大を破り対抗戦初勝利!
(これ、青学のHPだけど…。)

今朝の朝刊を見たところ、我が母校・成蹊大学が関東大学ラグビー対抗戦1部で初勝利を挙げたようです。
今年2部から昇格したばかりで、一年目は全敗かと思っていましたがよく頑張った!!

早稲田やら明治やらのようなわけにはいきませんが、一つぐらいは強い競技があってもいいですよね。

四季折々

2007-11-25 | 日々つれづれ
我が家の前にある公園のケヤキ。
なかなか紅葉がきれいです。
公園はあっちこっちにあるけど、これが一番きれいだな。

働きすぎ

2007-11-25 | 思うこと
今日のテニスの後、友人の一人が「これから仕事するから。」ってことで急いで帰って行った。
聞くところによると、平日は取引先で毎日深夜まで働いて(この間ずっとホテル住まい)、土日は家で仕事しているらしい…。
働き過ぎでしょ!?
…いや、私が言うのもなんですが…。

とにかく、我々世代はムチャクチャ忙しい人が多い。
何というかね…。
働き方が、
1.正社員で一応収入は安定してるけど、死ぬほど働く
2.派遣社員等で定時で帰れるけど、低賃金で働く
の二通りしか用意されていない気がする。
もちろんみんながみんなそうだとは言わないけど。

正社員は馬車馬のように働かされている人がとにかく多い。
正社員で毎日定時なんて人はいないんじゃないかな…?
それどころか、土日きちんと休めてる人のほうが少ない気がする…。

働きマンなるドラマがはやっているらしいね…。
あのさあ、まず前提として男は「私生活をすべて犠牲にして仕事に没頭する」もんなわけ?
冗談じゃないよ、全く。
「私、仕事したなーと思って死にたい。」っていう台詞があるらしいけど、全然思いません。

何とかならないのかね、この世の中は…。

Book Review No.215「明日の記憶」

2007-11-23 | 読書
荻原 浩 著(光文社文庫)
<評価>
感動度:☆☆☆☆☆
知識度:☆☆☆☆☆
娯楽度:☆☆☆
難易度:☆☆☆


今年読んだ本の中でも最も印象に残ったと言っても過言ではない一冊。
正直、映画化された作品というのは映画を観ていなくても、何となく予告編等で見た俳優の顔が思い浮かんでしまうので敬遠しがちだったのだが、先日読んだ「半落ち」も良かったし、本作も非常に良かった。
やはり、映画化されるにはされるなりの理由があるということだろう。

「若年性アルツハイマー」という重い題材を扱ってはいるが、意外と軽快な語り口でところどころにユーモアも交えており、読みやすい。
…が読みやすいがゆえに、読み進めるのが恐ろしい…と言った感じ。
私ですらそうなのだから、主人公と同年代の人が読めばもっとその気持ちが強い気がする。

痴呆症を題材とした作品といえば、有吉佐和子が「恍惚の人」で先鞭をつけ、その後世の中でクローズアップされるに従っていろんな人が書くようになった感があるが、「若年性アルツハイマー」について扱ったのは、本作が初めてではあるまいか?
一人称で語られる構成、徐々に誤字脱字が増えていく日記などは、「アルジャーノンに花束を」を髣髴とさせる。

「記憶が消えても、私が過ごしてきた日々が消えるわけじゃない。私が失った記憶は、私とともに同じ日々を過ごしてlきた人たちの中に残っている。」
終盤、主人公が自分に言い聞かせる言葉。
そして、悲しくも美しいラストシーン。
クライマックスへ持って行き方は抜群に秀逸で、深い余韻を残してくれる。

幸いにして身内に痴呆症を発症した者がいない私には、この病気に対する知識があまりなかったが、「知識」としても役に立つと思われる一冊。
作者の詳細な取材振りがうかがい知れる。




Book Review No.214「生きてるうちに、さよならを」

2007-11-21 | 読書
吉村達也 著(集英社文庫)
<評価>
感動度:☆☆☆☆
知識度:☆☆☆
娯楽度:☆☆☆
難易度:☆☆

題名だけ見ると「悲しいながらも心暖まるような話かな…?」と思わせるが、そこはミステリー作家として著名な吉村達也の作品。
終盤はいろんな謎が一気に氷解し、急展開する物語に引き込まれる。
とにかく、ストリー展開が抜群にうまい。
章ごとに語る相手を変えるあたりも絶妙だ。

…が、作者を知らずに題名だけ見て手に取ったような読者にとっては、期待を裏切られるかも?
葬式の描き方など、「心暖まる」というよりシニカルさが際立っている。
推理小説嫌いの私でもおもしろかったけどね。

Book Review No.213「グッド・バイ」

2007-11-20 | 読書
太宰治 著(新潮文庫)
<評価>
感動度:☆☆
知識度:☆☆☆☆
娯楽度:☆
難易度:☆☆☆☆


太宰作品は昔「人間失格」の前半だけ読んであまりの暗さに投げ出したのが唯一の記憶。
後は「走れメロス」が教科書に載ってたかな?というぐらい。

しかし、この未完の絶筆である「グッド・バイ」を読むと必ずしもそうでもないことが伺われる。
これを読む限りにおいては、この後すぐに自殺してしまうような人の書く話ではない気がするが…。

なお、この文庫にはいずれも戦後に発表された太宰作品の中では後期に分類される短編が16編収められている。
「純文学」というと何となく身構えてしまうが、太宰は意外と読みやすいというのが私の印象。
私小説的な内容も多いので、「人間・太宰治」について知ることもできる。

一方で、いかにも厭世的な世界観に満ちている作品も多いのもまた確か。
時代の空気というものをよく表している感もあるが、疲れているときにはあまりお勧めできないかも…。