桐野夏生 著(新潮文庫)
<評価>
感動度:☆☆☆
知識度:☆☆
娯楽度:☆☆☆
難易度:☆☆☆
大学の大先輩、桐野夏生の代表作と言えば「グロテスク」。
これは相当な衝撃だったけど、それに比べると最新作の本作はちょっとインパクトに欠けるか?
「負のエネルギーの十五少年漂流記」と言った感じで、登場人物に前向きなことを考えている人がほとんどいない。
それはそれで人間というものの本質を突いているのかもしれないけど、私としては小説にここまでのドロドロ感を求めてはいないというか・・・。
そして、終盤の島からの脱出、エピローグあたりは、いささか強引な感も否めない。
非現実的な話なら、非現実的な話なりに前向きにまとめても良かった気もする。
まあ、あえてそうはしないのが桐野流なんだと思うけど。
<評価>
感動度:☆☆☆
知識度:☆☆
娯楽度:☆☆☆
難易度:☆☆☆
大学の大先輩、桐野夏生の代表作と言えば「グロテスク」。
これは相当な衝撃だったけど、それに比べると最新作の本作はちょっとインパクトに欠けるか?
「負のエネルギーの十五少年漂流記」と言った感じで、登場人物に前向きなことを考えている人がほとんどいない。
それはそれで人間というものの本質を突いているのかもしれないけど、私としては小説にここまでのドロドロ感を求めてはいないというか・・・。
そして、終盤の島からの脱出、エピローグあたりは、いささか強引な感も否めない。
非現実的な話なら、非現実的な話なりに前向きにまとめても良かった気もする。
まあ、あえてそうはしないのが桐野流なんだと思うけど。