[ 小魔人の小部屋 ] 枚方市の学習塾“ベスト学習会”の別宮利彦の一昔前の回顧録

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別宮利彦の『小魔人の小部屋』
こっそり垣間見てにんまり微笑んでください

島田検定!!国民的潜在能力テスト

2005-05-11 | 頭の栄養になるテレビ番組
毎日テレビで土曜午後8時から放送している、島田紳介司会で今春スタートしたばかりの番組です。
ひらめきやトンチなどの柔軟な発想がテーマのクイズバラエティの番組としては、関西テレビ「脳内エステIQサプリ」や読売テレビ「サルヂエ」もありますが、こちらの方は、ちょっと高度な番組という感じがします。

出題された問題の一例を紹介すると、

Q1.麻薬密輸団検挙に署長が全員にボーナスを支給されたが、大活躍のエディーにはステーキだけ。なぜ?
Q2.満員電車で通勤する三浦さん。毎朝同じ女性が彼の前に立っているのはなぜ?
Q3.フリーマーケットで100ドルで人気の中古テレビを出していたところ、向かいの店では80ドルで出している。どうしたら、このピンチを切り抜けられる?


答えは、
A1.エディは、警察犬だった。
A2.三浦さんがある駅で自分より先に降りることを知っていて、その空いた席に自分が座るため。
A3.向かいの店から80ドルで買取り、自分の店で100ドルで2つとも売る。

どうでしょうか、難しいでしょうか? でも、冷静に問題の細部に注意して、考えてみると、ちゃんと手掛かりがあるものです。

まず、
Q1では、麻薬捜査というポイントです。麻薬の捜査といえば、連想するものは? さらにステーキとくれば、麻薬捜査犬という発想にたどりつくのではないでしょうか。
Q2のポイントは、満員電車で通勤という同じ時間、同じシチュエーションというところにあるでしょう。
Q3のポイントは、フリーマーケットです。フリマって基本的に1品しか扱わないものです。

番組は「人生に必要なのは、IQよりPQ」というコンセプトで、潜在能力(POTENTIALITY QUOTIENT)をテストする内容となっています。PQ(潜在能力指数)とは、成功法則とか哲学・マーケティング・心理学などをベースとしているもので、局面を打開する力やアイデアを生み出す力など、人生を生き抜いていくために必要な能力と考えられています。ゆとり教育との関連でもしばしば話題にのぼる“生きる力”を養うという側面も大いにあると思われます。
出題に対して、「なんや、そんだけのことかあ…しょうもな!」というとらえかたもできますが、「へえ、なるほどなあ、そういう考え方もできるのか」というとらえかたをすることが自分の考え方・発想の幅を広げることにつながるのではないかと思います。