[ 小魔人の小部屋 ] 枚方市の学習塾“ベスト学習会”の別宮利彦の一昔前の回顧録

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別宮利彦の『小魔人の小部屋』
こっそり垣間見てにんまり微笑んでください

江戸時代の「生類憐みの令」がイタリアで復活?

2005-05-07 | コラム
イタリアは、自国を動物愛護の国と認め、色々な動物愛護政策を行っています。動物を虐待したり放置したりすると、1年以下の懲役と1万ユーロ(140万円)の罰金刑を科されます。多くの市では、法律によって野良猫が保護されています。

そんなイタリアの北西部にあるトリノ市では、最も厳しい動物愛護の条例が制定されることになりました。
・1日に少なくとも3回飼い犬に散歩をさせないと罰金。違反者には、最高500ユーロ(約7万円)の罰金が科せられる。【誰が3回って数えんねん? 被害犬からバウリンガルで事情聴取するんかなあ?】
・犬の散歩時は飼い主は歩いて連れて行かなければならない。自転車に乗っての散歩はダメ。動物をあまり疲れさせるような散歩はダメ。【じゃあ、私の近所のスクーターで散歩してるオッちゃんなんか懲役かな?】
・ペットの毛を染めてはいけない。【日本でよく見かける、マダムの犬がド派手なセーター着せられてるのはアリ?】
・イベントの金魚すくいなどで金魚をビニール袋に入れて渡してはいけない。【マイ洗面器持参っていうのはアリ?】
 などなど、ツッコミどころの多い内容ですが、新しい動物愛護の法律のルールブックはなんと20ページもの厚さになるとのことです。まさに江戸時代の五代将軍、犬公方こと徳川綱吉の「生類憐みの令」の再来っていう感じですね。

私自身は動物を飼っていませんが、ペットを「オモチャ」にするご主人様や、我が子のようにペットを溺愛するために、かえってペットが迷惑しているような光景もよく目にします。ペットたちにとっては、トリノはまさに天国みたいなところですね。

イタリアのトリノ市といえば、2006年2月の冬季オリンピックの開催地で、イタリアサッカーセリエAで首位に立ち、優勝間近であるユベントスのホームタウンでもあります。今後も何かと話題を呼びそうですね…。