[ 小魔人の小部屋 ] 枚方市の学習塾“ベスト学習会”の別宮利彦の一昔前の回顧録

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別宮利彦の『小魔人の小部屋』
こっそり垣間見てにんまり微笑んでください

実りあるいい経験

2007-12-16 | コラム

先日、サッカーのクラブ世界一決定戦、トヨタFIFAクラブワールドカップの
準決勝の試合が行われ、アジア代表の浦和レッズが、欧州代表のACミラン(イタリア)に
0―1で敗れた。

日本のクラブが国際サッカー連盟の公式大会で、欧州王者と対戦するのは初めてで、
クラブ世界一3度、欧州制覇7度を誇る王者ACミランのボールの保持率が高かったが、
浦和レッズも善戦はした。

試合後のインタビューで、浦和レッズの中で私が一番好きな選手であるMF阿部勇樹は
こう話していた。
「ミランとの対戦は楽しみにしていたが、楽しむだけではしょうがない。
ミランとガチンコでやれたので、結果は勝てなかったが、実りあるいい経験ができた。」

この試合を観戦して思うことがあった。

いまどきのちびっ子たちは、
勝負を敬遠したがることが多い。

ちょっとしたゲームでも何でも、
自分に不利な状況での勝負事を好まない。

「負けるとわかってることを何でせなあかんねん。
どうせ勝ち目ないねんから。」と言う。

でも、大切なことを忘れちゃいないだろうか。

例えば、
勝つ確率が10分の1しかないのなら、
負ければそれで当然で、「いい経験ができた」で済む。
勝ったら、相手の勝利の喜びよりも10倍も喜べるってことだ。

敵の方はというと、
勝って当然なのだから、勝利の喜びなんて微々たるもの。
もしも負けるようなことがあれば、どれだけブーイングを浴び、
悲嘆に暮れるかわかったもんじゃない。

この論理でいうなら、勝って当然の勝負をするより、
負けるとわかって戦うことの方が得だよね。

この試合を見てつくづく思った。

世のちびっ子たちよ、
勇気を出して、
勝ち目のない戦い、
無駄だと思うチャレンジを
どんどんやれ!

「実りある経験」 「多大なる喜び」
どちらかが待っているぞ!


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