本日は!
比叡山天台宗の座主(トップ) が
高野山真言宗の座主(トップ) を訪問した。
開宗以来、
1200年間で初めての公式参拝という。
最澄 と 空海 が経典を
貸す貸さんの問題で疎遠になって以来
初めての公式参拝という。
地味に凄いことである。
そのうち、
空海側も、 最澄側へ参拝するのだろう。
ところで、その昔
空海=弘法大師 の伝説を
全国に広めた遊行の一団がいた。
その名を 高野聖(こうやひじり) という。
聖(ひじり) とは 日知り
すなわち 「太陽の動きを知る人」 である。
全国津々浦々の人々は
農耕に必須の、太陽の動きをつかさどる
高野聖 を手厚くもてなした。
時には、高野聖 を 弘法大師 と勘違いする
村人たちも多かっただろう。
村人にとって、
結界からやってくる僧は
みんな 弘法大師 に思えただろう。
しかし、その裏で
偽の 高野聖 も
偽の 弘法大師 も多かった。
彼らはバレない限り、
全国津々浦々を旅しながら
宿 と 三度の飯 にありつけるわけだ。
「高野聖に宿貸すな、娘とられて恥かくな」
という俗謡は 偽の高野聖 の悪行のことだろう。
たまに、
旅の途中で、美しい女に惑わされ
色香に狂い、畜生に変えられた
偽の高野聖 も多かっただろう。
さてさて、
現代に至って、
私は、食っていくために
何の 偽者 になるのがよいだろうか?
・・・・
そうそう、
丹下 紀章
安藤 健三
黒川 忠雄
なんて名刺に刷ったら
糸島で建築家として活躍できるかもしれない。