なんど聞いても
下津井節 は最高にイイ!
下津井節 の言葉と調子を整えて
音律 を数えてみたら・・・・
七(三・四) 下津井 港はョ~
七(四・三) 入りよて 出よてョ~
七(三・四) まとも まきよて
五 まぎりよてョ~
七(四・三) トコハイ トノエ
七 ナノエ ソ~レソレ
なるほど、
七・七・七・五 の音律で貫かれている。
七・七・七・五 はさらに、
(三・四)・(四・三)・(三・四)・五 と分割できる。
ちょっとまてよ、
そうか、
これは 都々逸(どどいつ) の定型。
三味線の音色に乗せれば
なんとも言えず、しみじみと艶っぽい。
都々逸 といえば・・・・
美空ひばり と 古賀政男!
『酒は涙か溜息か』
七(三・四) 腹の 立つときゃ
七(四・三) 茶碗で 酒を
七(三・四) 酒は 涙か
五 ため息か
七(四・三) 心の うさの
五 すてどころ
七(三・四) エーなめも せぬのに
五 やけでのむ
渋い!
日本の文化は、
料理 に、
着物 に、
建築 に、
和船 ・・・・
すべて 美しい比率 で貫かれている。
なのに、
現代は 美しい比率 を切り捨てて、
インスタントで、薄っぺらで、
横着なものがまかり通っている。
あゝ、
うさを晴らして、
美人と一杯やりてえなぁ~。