八濱漂泊傳

ダラシナイデラシネ記

直島センチメンタル その2

2010-03-22 23:41:00 | ゲージツ

 

本日は!

本日も、

直島 の話。

 

先祖の島 直島!

 

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猛烈なスピードで、

小奇麗? に、 オシャレ? に

変貌する 直島 に戸惑いながら、

 

腕を組み、むつかしい顔をして

家プロジェクト を鑑賞する一団と離れて、

 

パートナーの ヒマコ に、

 

 「大竹さんより、

 カッコイイ銭湯見に行こう!」

 

と提案して、

 

現地に行くと・・・・

 

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あれ? 無い!

 

銭湯も、社宅も、世話所も・・・・無い!

 

小奇麗? に、 オシャレ? に、

取り壊されている!

 

 

ちょっと昔、ここは

時間の止まった風景 があったはず。

  

1303084_img (2002年)

1303085_img (2002年)

1303072_img (2002年)

1303073_img (2002年)

1303089_img (2002年)

 

2002年当時、

 

多くの社宅が 廃墟 であり、

いくつかの社宅に 生活 があった。

 

その 圧倒的なコントラスト に、

島の光陰 を思った。

 

南寺 の タレル のように

 

2002年は、

 

瞳孔が、

徐々に 直島の時間 に慣れてゆく 

ウツロイがあった。

 

だけど、

 

今回の 直島 は、

容赦の無いスピードに戸惑う。

 

 

 

センチメンタル な風景が失われる

センチメンタル さに・・・・

 

愕然として、うろたえたが

 

 

ヒマコ とふたりで

近くを探してみると、

 

まだ、

 

かろうじて、

センチメンタル な風景は残っていた。

 

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多くの部屋が 廃墟 であり、

いくつかの部屋に 生活 がある。

  

観光客 のいない、

人知れず現存する団地に

直島 を語る コントラスト がある。

 

 

アート に昇華されない

そのまんまの団地の姿に、

 

家プロジェクト の根幹が

あるように思えた。

 

 

「せぬ所が面白き」など云うことあり!