八濱漂泊傳

ダラシナイデラシネ記

鞆の浦センチメンタル

2010-03-15 23:06:18 | シーパラダイス

 

本日は!

本日も、

鞆の浦 の話。

 

船釘職人 N氏 との出会いの

興奮から醒めぬまま、

 

鞆の浦 の町を歩いた。

 

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架橋問題の判決以来、

鞆の浦 を訪れる観光客は

グッと増えたような気がする。

 

それが、

 

良いことなのか?

悪いことなのか?

 

私には、わからない。

 

少なくとも、

 

観光客 というものは、

 と 港町 との関係性には

無頓着なように見える。

 

 

私がもしも、

鞆の浦 で生まれ育っていたとしたら

 

観光客 の多さにも、

ポニョ の氾濫にも、

 

閉口するだろう。 

 

 

そんなことを思いつつ、

 

 

かつて、

 

船喰虫 を

燻し殺した 焚場(たでば) に感動して、

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鞆の浦 唯一の木造船にも、

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碇造船 にも胸を熱くした。 

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鞆の浦 を歩けば

潮待ちの良港 として栄えたなごりを

いたるところに発見できる。

 

 

船板 を 船釘 で止めた外壁に、

潮の香り が漂う。

 

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観光客 の一団とは

レイヤ が違う・・・・ つもりでいても、

 

私も、

観光客 の一員であることには違いない。

 

 

その昔、

 

鞆の浦 には、

どんな船が舫をとり、

どんな船が出帆したのだろうか?

 

 

そもそも 鞆の浦 は、

 

海に開いた町 であり、

海に開いた精神 があったと思う。

 

 

ポニョ を持ち出して

観光客 を待ち構える町としての運命は、

今後、どう変化してゆくのだろうか? 

 

 

こんなことを、 

センチメンタル に思うのは

 

私だけなのだろうか?