風に吹かれて

そして雨音を聴きながら・・・
昨日を悔やみ明日を思い悩むより、今日一日、心を込めて。

東北うろうろ旅日記 5

2006-09-27 11:38:28 | Weblog
毎朝、夜明けと共に目が覚め、
しばらくぼんやりする。
陽が昇るまでぼんやりする。
この日も目が覚めぼんやりしながら外を眺める。
霧の中。
岩木山の裾野で寝たのだから、見上げれば頂が見えると思っていたのに。
昨日十三湖から見た岩木山は文字通り、津軽富士だった。
湯を沸かしコーヒーを淹れ、残りの湯をポットに移し、
サンドイッチを作って食べる。
そうこうしている内に晴れて、すぐそこに岩手山が現れた。
まわりはりんご畑。

岩木山に登ろうと車を出し、ゆっくる景色を見ながら走る。
ふと通り過ぎた神社前に戻る。
岩木山神社。
奥の日光東照宮と呼ばれているらしい。
岩木山を真後ろにどっしり静かに構えている。
境内の池には鯉ではなく、虹鱒が泳いでいた。

岩木山スカイラインは、飽きるほどの綴れ折り。
高度を上げるにしたがって、積雪も高くなる。
カーブの曲がりしな、映画で観るような雪原の迷彩服と、
顔に迷彩のペイントをした山スキーとスノーモービルの十数人に出くわした。
何が現れたかと、びっくりりした。
自衛隊の訓練だった。

山頂の駐車場からリフト。
降りると歩いて山頂まで簡単に登ることができるが、
雪が残っているので手前の頂まで登ることにする。
それでも岩場で四つん這いになって登り、
最後の2,3メートルには雪が残っていて滑る。
ここで滑落すると相当下まで滑りそうだった。
頂からの眺めは文字通り360度で、
陸奥湾、津軽半島、日本海、白神山地、八甲田連邦。
春霞の向こうにぼんやり見えた。

岩木山から鯵ヶ沢に下りて、日本海沿いに南下する。
途中、白神が見える海岸の駐車場で昼ご飯。
簡単にサンドイッチとバナナ。
十二湖の日本キャニオンとサンタランドによる。
サンタランドはなぜここにあるのか分からなかったが、
サンタクロースがテーマの施設だった。
雪のある季節に泊まるときっと楽しいところだと思う。
東北には関係ないと思いつつ、サンタのお土産をたくさん買う。

能代を過ぎ大潟村へ。
今日の宿泊予定は八郎潟の南の池公園。
水場もトイレも良くないのでやめて、
地図を見ると、男鹿半島の桜島という所にキャンプが出来るとあったので電話をする。
キャンプ場はオープンしていないけど、事情を話すと来てもいいと言ってくれた。
ここは宿舎の施設で、宿泊連に顔を出してお礼を言い、
風呂を貸して欲しいとお願いをすると、
キャンプ場の中に露天の温泉があるから自由に使ってもいいとのこと。
キャンプ場に来てもテントを張るわけでもなく、
キャンプ場の駐車場を借りるだけなので、お金は要らないと言ってくれる。
ありがたし。甘えることにする。
夕食はインスタントセットに入っていたスパゲッティーを一袋、茹でた。
レトルトのミートソースを温めた。
食べても食べてもスパゲッティーは減らず、
袋をよく見ると三人前と書いてあった。
・・・・

文句を言うわけじゃないが、ここの露天風呂はぬる過ぎて温まらない。
出ようとすると寒くてあがれない。
湯は延々と出続けているのだが、寒い。
猛スピードで頭と身体を洗う。
日も暮れ灯りもついた。
結局、1時間ぐらい浸かっていた。



岩木山 青ジャケは私



岩木山神社


岩木山山頂からの八甲田山



露天風呂の写真は残念ながらないのだ!!

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