昨日の「はなまるマーケット」
ご覧いただけましたか?
「今さら聞けない家庭の医学 常識、非常識」というテーマでお送りいたしました。
「鼻血が出たときどうやって止めますか?」とはなまる主婦のみなさんにアンケートをとったっところ、「上を向く」「ティッシュをつめる」「首の後ろをトントンたたく」「首の後ろを冷やす」などなどのお答えをいただきましたが、お医者さまに聞いたところ「特に子供は、上を向かせると血液が胃に入って気持ち悪くなり、吐く場合があるので、前かがみになり小鼻をぎゅっと押さえて10分ほど安静にさせる」というのが正解!10分というとちょっと長い気もしますが、その間子供を安静にさせる意味でも重要です。ちなみに「ティッシュをつめるのは、その詰め物を取るときに、せっかく固まった傷口をまたはがしてしまう場合があるので、おすすめしない」とのこと
。さらに首の後ろをトントンたたくのは医学的に見てなんの意味もないし
、首の後ろを冷やすのは、興奮している子供の頭を冷やすという意味ではいいかもしれませんが、鼻血を止めることには、直接影響しないとか!?![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase1.gif)
こんな風に、私たちが常識だと思っていたことで、実は間違えている家庭の医学のあれこれをお伝えしました。
やはり今回、なんと言っても知っておかなければならないと思ったのが、やけどの処置
。
やけどは、慌てて医療機関を受診する前の、自宅での対処法が、傷の治りにとても大きく影響するのだそうです。具体的には、最初の冷やし方がポイントなんだそうで、まずやけどしたときは、ただちに、遅くとも2分以内に水道の流水で15分ほど充分に冷やすというのが正解
ですから、kyonkoさんは大正解でしたね!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en3.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
この冷やすとき、冷たければ冷たいほうがいいだろうと、氷水や保冷剤を直接皮膚につける方が多いのだそうですが、これらは冷たすぎて皮膚に組織障害がおきてしまう心配があるので、水道水の流水をあまり勢いよくなく、静かにまわりからかけます。
そしてそのときにもうひとつ大切なのが、もし服の上から熱湯がかかったりした場合、
絶対に服をぬがさないで、服の上から冷やすということ。
お医者様によると、ほとんどの方がとっさに服を脱がせてしまうのだそうですが、そのときに皮膚がベロッと向けてしまう方がとても多いのだそうです。ですから、特に靴下とかからだにピッタリくっついている服を着ていたときには、服の上から流水をかけて冷やしててから、その服のまま、皮膚科、外科のお医者様に見せた方がいいとのことでした!さらにお医者様に行く前に家にある薬やアロエなどを塗ってくる方が多いそうなんですね
。中にはみそを塗ってくる方もいらっしゃるとのことで、これにはどうして味噌なのだろう?
とスタッフが調べたところ、どうもこれは野口英世の伝記の中に、野口英世がやけどをしたとき、お母さんがみそを塗ったと、いう話が載っているらしく、それでどうも応急処置として味噌を塗ってくる方がいるらしいのですが、味噌はもちろんアロエや、そして家にあるやけどの薬も塗ってこないで下さいとのことでした!というのも、お医者さんがやけどの深さや重症度を見るのにじゃまになるだけでなく、お医者様の薬も浸透しないし、傷口からそのアロエなどをふき取るときに、ますます皮膚を傷つけ、痕になってしまう可能性が高くなってしまうそうです。ですからもし、服の上から熱湯がかかるなどしてやけどをしてしまった時は、まずは服の上から流水で充分冷やしてから、そのまま救急や、外科、皮膚科お医者さんに行くのが正解です。もし、そのやけどが身体の10%(その人の手のひら10個分)を超えていたり、気道の上や、心臓の上など重大なところをやけどしてしまった場合はすぐに救急車を呼びましょう。
そしてもうひとつ、皆さんが間違えていらしゃるのが、万が一子供が何かのどに詰まらせてしまって苦しがっているときの処置。ほとんどの方が足を持って逆さまにして背中をたたくとお答えになったのですが、これは首にとても危険なことだとか!この時の正しい処置方法は、文章ではなかなかお伝えできないので、番組を見逃してしまった方は、
「はなまるマーケット」の公式ホームページ
をご覧下さい![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_2.gif)
http://www.tbs.co.jp/hanamaru/tokumaru/t060829.html
こちらは、オンエアから一ヶ月しか見られませんので、お早めに!
へのへのもへこさんがコメントを書き込んでくださった、掃除機をつっこむ方法は、老人がおもちをのどに詰まらせたときに、どうやっても吐き出せなかった場合、もちろん救急車を呼ぶのが先決ですが、救急車が来るまでに、最終手段として、やってみる価値があるとのことでした。
とっさのとき、落ち着いて処置できるかどうか、私だったら・・?と考えると、あわててパニックになってしまうのではないか
という心配もありますが、でも、まったく知らないのと、テレビで見たことがある・・と思うのでは少しは違うのではないでしょうか?そういう点で、私は皆さんに、もし機会があったら、ぜひ一度、消防署などで行っている、心臓マッサージや人工呼吸の講習を受けてみることをお薦めします。万が一家族が倒れたとき、もし呼吸や心臓が停止してしまったら、救急車が来るまでの約5分の間に人工呼吸や心臓マッサージをするのとしないのでは、命にも、後の後遺症にも大きな影響が出てくるといわれています。私は、取材で2回ほど講習を受けたのですが、訓練用の人形で一度体験してみると、なんとなくどうすればいいのか覚えることができますよ。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en3.gif)
興味のある方は、お近くの消防署にお問い合わせてみてはいかがでしょうか・・・?
ところで、話はガラッとかわりますが、お針子さんから、このブログの題の「カッパすいすい」の由来のご質問をいただきましたので、お答えしまーす![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_1.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)
これは、実はこのブログを始めるきっかけになったのは、私の初エッセイ「へのカッパ」の出版でした。
なので、「へのカッパ」のカッパちゃんがインターネットをすいすい泳げるように、「カッパすいすい」としました!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
では、そもそもなぜ、「カッパ」なのかっ?!
それにつきましては「へのカッパ」の前書きににくわしーく書いてみましたので
、まだ読んでいらっしゃらない方は、ぜひぜひ「へのカッパ」を読んで見てくださいませ!!!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fuki_yonde.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/usagi.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fuki_osusume.gif)
私も今年2月、調理中に指をヤケドしてしまい
病院へ行く羽目に…
待合室で待っている間もヒリヒリ痛くて
トイレでず~~~っと冷やしてました。
たいした事は無かったのですが
ヤケドって小さくても痛いんですよねぇ
子供が高学年になったら学級レクかなにかで
心肺蘇生の講習を企画するのも良いかと思いました。
鼻血と魚の骨はダメな方をずーっとやっていました・・・。
特に鼻血なんですが、私は頻繁に出る方なので今度からはTVで観た通りやってみようと
思います。
先生は「鼻の入り口近くに出来る傷が・・」
とおっしゃられていましたが、私のように
体内の熱がこもって出るのも同じように入り口の粘膜が原因なんでしょうか?
それと、昔観た伊丹監督の映画の影響からか
ずーっとお餅が詰まったら掃除機で吸い取るもんだと思ってました。
今回のテーマは、とってもためになるお話でしたのに、なんだかとっても駆け足的説明で残念です。これは今回に限ったことではないのですが、短時間に話題を盛り込み過ぎる気がしています。
先日も、喉にささった魚の骨を如何に処置すべきかという説明もいまひとつ素人には消化不良気味でした。最後には結局医師の手当てを受けろということなのでしょうか?
短時間でいろんな応急処置の説明するより、ひとつの処置の仕方にもっと時間を割いてほしいなと思いました。今日は誤飲、今日は鼻血といったように週間テーマにしてもいいのでは?
はなまるの掲示板に書いてもいいのですが、あちらは意見があまり反映されないようなのでこちらに書かせていただきました。
庄司さんのパワーに期待して・・・
それから鼻血、これ私が学生時代に受けた講習の記憶ですが、もちろん上を向いたり、首をたたくのは間違いですが、そのとき教わったのは、「軽く下を向いておでこから鼻にかけて冷たいタオルをあてて冷やす」でした。
これ間違いなく数分で止まりますよ。
お試しください。