MAYURI SHOJI
体当たりリポーターの取材日記
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庄司麻由里のカッパすいすい

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取材後記?/?2007年03月18日 12時09分13秒
知っていると知らないのとでは大違い!?

16日金曜日の「はなまるマーケット」ご覧いただけましたか~?
今回のテーマは「食品表示の常識2」ということでお届けしました。
皆さん食品表示気にして見ていらっしゃるでしょうか・・・?私もなんとなく気にはなるものの、深く考えたことはなかったのですが、今回の取材は、「へーーーっ、そうだったんだ!?の連続知らないとびっくりのことも沢山ありました・・・・・。

ということで、まずはクイズの答えから・・・

その1 消費期限と賞味期限の違い

このふたつって、言われて見ないと2種類あるってことにさへ、気がついてない方も多いみたい・・・・
消費期限・・・・・製造日から5日以内に腐ってしまう恐れのあるものにつけられます
主に精肉やさしみ、惣菜などですね。 鮮度が悪くなるのが早いので、確実にその日までに食べてほしいという意味で表示されています。

賞味期限・・・・・製造日から5日以上日持ちするものにつけられるのが こちら。この日までおいしく食べられることを保障します、という意味で、すぐに鮮度が悪くなるわけではないので、期限が少々過ぎても食べられます。主に牛乳やハム、ソーセージにつけられています。

ただし両方とも、「未開封で保存方法を正しく守った場合」ということになっていて、開封した場合は「できるだけ早く食べてください」と表示されています。

で、ちょっと気をつけたいのが、今回特に取り上げたこの卵についているのは、寒河江の菅ちゃんさんのように、消費期限と思っている方が多いのですが、実は賞味期限。しかも卵の場合はちょっと特殊で「生で食べる場合はこの日まで」という意味なんですって!だから、期限をすぎてしまっていても、火を通せばおいしく食べられるとのこと冷蔵庫に入っていれば少なくとも一ヶ月ぐらいは腐らないということでした
もし今まで、期限をすぎてしまったから、といって、捨ててしまっていた方がいらしたらそれはもったいない!
かくいう私も、まだ主婦になりたての頃は、期限がすぎてしまった卵はと捨ててしまったこともありました。ま、このごろでは、牛乳も卵も期限を少々過ぎていてもへーきで食べておりましたが・・・・・


その2 スーパーの鮮魚売り場で、主に切り身などにつけられている○○産という表示の意味

買おうとしている魚に、もし「インドネシア産」「韓国産」と表示があったら、普通は「あぁ、こっちの魚ははインドネシアの近くで獲れたもので、こっちは韓国の近くで獲れたものなんだろうな・・・・」と思いますよね・・・・・
スタジオで出演者の方々にもこの問題を出したところ、やはり岡江さんは、この答え・・・藤吉さんは「あれ?産ってことはその魚が生まれたところ・・・・????」と悩んでいましたが、薬丸さんは大正解!
実は、獲った船の国籍(船籍)を表示してあるんです!

ですから、もし同じ太平洋で隣合って泳いでいた魚でも、インドネシアの船に獲られたら「インドネシア産」 韓国の船が獲ったら「韓国産」と表示されるんですって!?
これってちょっとわかりにくいですよね~~・・・・番組のあとで、岡江さんと「それなら、インドネシアじゃなくてインドネシアって書いてほしいわよね~~~」と話しました。

さらに番組では時間がなくてお話できませんでしたが、日本の船が魚を獲った場合は、「国産」という表示ではなく、水域名や都道府県名などを表示することになっているのですがこれがまたくせもの・・・!というのも、寒河江の菅ちゃんさんが答えてくださっているように、水揚げした港を表示してもいいことになっているのです!ですから、例えば、「三崎産」と聞けば、三崎近郊の海で獲れたブランド魚というイメージをいだきますが、実態はものすごーーーく遠い海で獲れた魚も、三崎港で水揚げしたとしたら、三崎産と表示することができるのだそう・・・・
これも、私個人的には、ちょっとなんだかなーという気分です。

このちょっとなんだかなーというのがもうひとつ、さしみの表示・・・・例えば「さしみ まぐろの切り落とし」と書いてあったら、普通は「まぐろを切っただけ」とイメージされる方が多いと思うのですが、実はこの「さしみ」というのは「そのまま食べられます」という意味なのだそうで、気をつけてよく見てみると、原材料に植物油脂と表示されたものが・・・・・・つまり、植物油脂を塗ってあるものもあるんですねーー
特に私がなんだかなーーと思ったのはあるスーパーの「いかさしみ」・・・表に「とても甘いおいしいいかです!」というシールが貼られているのですが、裏をよーーく見ると、植物油脂のほか、還元水飴、アミノ酸配合の文字が。
・・・・そりゃ、還元水飴塗って、うまみ調味料まぶしてあれば甘いだろうさ・・・・と、
なんだかなーの気分・・・・
やっぱり食品表示はちゃんと見ないと!と強く思った次第です。

その3 本みりんとみりん風調味料の違いは・・・?

最大の違いはアルコール分にあります。
市販されている本みりんの多くが、13%前後のアルコール分を含んでいるのに対し、みりん風調味料のアルコール分はたったの1%未満。 裏面の表示をしっかりと見れば、2つのアルコール分の違いが確認できます。
ここが実は値段の大きな分かれ道・・・・、
まず本みりんはお酒だということで、酒税がかかり、しかも販売するには免許がいります。それに対してみりん風調味料は、お酒ではないですから、税金もないし免許もいらない。ですから、もともと本みりんより安い価格設定の上、スーパーの安売りの対象になりやすいんですね。

この二つの違いを知っておくと料理に使う際にも、大きなポイントになります。
煮物など初めから加熱調理する時には、アルコール分の高い本みりんの方が、ふんわり、しっとり、型崩れなく上品に仕上がります
ただし、和え物などに使うときは、そのままだとアルコール臭いので、煮切りみりんにしてアルコール分を飛ばさなくてはなりません。その点、みりん風味調味料は、もともとアルコール分が少ないので、そのまま使ってもアルコール臭さはなくお手軽です。
実際はわたしたち主婦は「2本買って使いわける」ということは、ほとんどなく 「どっちを買うか」という選択になると思うのですが、それぞれの特性を知っていれば、選ぶときの目安になるのではないでしょうか・・・?

ということで、いつもはあまり気にしていない食品表示。
少し知識を持ってみてみると、実はいろいろな情報が書かれています。
お買い物のときに、ちょっと役立ててみてくださいね!


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