MAYURI SHOJI
体当たりリポーターの取材日記
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庄司麻由里のカッパすいすい

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日記?/?2006年09月10日 12時46分36秒
ぜひぜひ一回受けてみて!

昨日、仕事に行く途中、三軒茶屋の広場でこんなテントを見つけました



近づいて、よーく見ると、人形を使っての人工呼吸や心臓マッサージなどの
心肺蘇生法の無料講習会!
9月9日は救急の日、ということで、世田谷消防署が行っていたのです。
ところが私が通りかかったときは、だーれも、参加していないんです!
消防署員の方が、文化祭の呼び込みみたいに必死に声をからして「心配蘇生法の無料講習、受けてみませんか~~?」と、呼びかけてもみなさん素通り・・・・
これは、もったいなーい!こんな機会なかなかないチャンスなのにー!!

以前、番組で「心筋梗塞」というテーマを担当したことがあるのですが、心臓疾患は日本人の3大死亡原因に入っています。家族が万が一、目の前で倒れたとしたら、まずは救急車を呼びますが、救急隊員が家に到着するのに、平均6分かかるといわれています。ところが、呼吸が停止してから、人工呼吸や心肺蘇生法を実施するまで2分以内だと90%蘇生するのに対し、3分後だと75%、4分後で50%、そして5分以上では蘇生率がゼロに近くなる、という恐ろしいデーターがあるんです!また心臓が止まると脳に血液がいかなくなり、4分以内に脳への生涯が発生するとも言われています。ですから、呼吸や脈拍が触れなくなった人をそのままにして救急車の到着のみを待つことは、その人の命がたとえ助かったとしても元の社会生活復帰が非常に困難になる恐れがあるというんですね。心臓疾患に限らず、そのような場合、一刻も早い人工呼吸や心臓マッサージが必要になるとのことで、私は今までに取材で2回この心肺蘇生方講習を受けました。心配蘇生法は、人を使っては訓練できないので、人形を使うのですが、この人形、心配蘇生法訓練用に作られているものなので、口から息を吹き込むと肺の辺りがふくらんだり、心臓マッサージをすると、肋骨の辺りの押した感じがとってもリアル・・・この人形を使って、人工呼吸や心臓マッサージのやり方を実践しながら教えてもらいました!
一度体験してみると、いいですよー!
もちろん、目の前でたとえば家族が倒れたら、私もあわててパニックを起こし、教えられたとおりにできるかどうかは正直わかりません。例えば、マウストゥーマウスで息を吹き込んだりする回数や、心臓を押すリズムがちがってしまうかもしれない・・・でも教えてくださった救急隊員の方や、救急医療のお医者さんが、口を揃えておっしゃるには、「少々リズムが違っていたとしても、やる手順をちょっと間違えたとしても、それでも万が一のとき、心肺蘇生法をやらないよりやったほうがはるかにずーっといい!」ということでした。「家族が倒れたとき、とっさにテレビで見た心臓マッサージを見よう見真似でやってみて助かった」という方も少なくない、という我々テレビ関係者にとって、ちょっと嬉しい話も聞きました。
でもやっぱり、実際に一回ちゃんと講習を受けているのと受けていないのでは、全然違うと思うんです・・・・!
やってみるとわかるのですが、そんなに難しくはないんですね、ただ気道を確保するための患者さんのあごの角度とか、心臓マッサージで押す場所とかのちょっとしたポイントがあるんです。私ももし仕事に行く途中でなければ、復習のためにこの機会にぜひもう一度受けてみたかったぐらい・・・・!
この後、この三軒茶屋の広場での講習会に多くの方が参加してくださってたのならいいのですけど・・・・
この救急の日以外でも、各市町村の消防署などでは定期的に心肺蘇生法の講習をやっているところが多いとのことなので、つい先日もこのブログに書きましたが、
皆さんにもぜひ一度体験してみることを重ねてお薦めしまーす!!

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