MAYURI SHOJI
体当たりリポーターの取材日記
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庄司麻由里のカッパすいすい

ブログ プロフィール インタビュー
日記?/?2006年05月22日 13時54分38秒
たまに、まじめなことを、考えてみました

この週末は山形県、山形市に行ってまいりました。
このたび山形県では、県の特産品について、最高級のものを吟味して山形セレクションという県のブランドを確立しようという取り組みを始めたのですが、まずは農林水産物について、さくらんぼやメロンなどの最高級品を認定することになり、私はなんと、その選定委員の会議に出席することになったのです
最初そのお話をいただいたときには、食いしん坊の私は「あら、いろんなさくらんぼを食べ比べて、一番おいしいものを選ぶのかしら?それは楽しそう」などと浅はかな想像をしたのですが、実際には、まださくらんぼもメロンも収穫時期になる前に、「どんな栽培方法で作られているか?」「農薬などはどんな風に使われているのか?」「山形の伝統と自然を守って作られているのか?」などなどを地道に調べて、検討していくもので、出席者の方は、県の職員はもちろん、大学の農作物の教授ですとか、東京の青果市場の方大手フルーツショップの専門家ホテルの料理長、消費者団体の代表者などなど・・・そんな中に若輩者の私が混ざっていていいのだろうか?とちょっとおじけづいたのではありますが、私も、今までのアナウンサー・リポーター生活で、全国のそういう取り組みもいろいろ取材させてもらってきましたし、マスコミにいる人間として、県の方としては、きっといろんな方面の人の意見が聞きたいと思われたのだろうと考えて、意見を述べさせていただきました。このようなことははじめての経験でしたが、とっても勉強になり興味深い体験でした。

さて、せっかく山形に行ったのだから、どうせなら一泊して「へのカッパ」の店頭販売をさせていただけないかしら?と考えて、山形の書店の八文字屋さんに相談したところ、快諾くださり、本店と北店でやらせていただくことになったのですが・・・・・・

前日、県の会議を終え、その書店の八文字屋さん本店のある、山形市のメイン通りのホテルに入り、少し町を歩いてみようとブラブラしたのですが、なんか・・・・寂しい・・・・いえ、これは、私がひとりで寂しい、ということではなく、街自体が寂しいのです。まだ時間は6時半、しかも金曜日の夜だというのに、繁華街は閑散としていて、ほとんど人が歩いていません。でも、もしかしたら山形の方々は、皆さんお家でお食事なさるのかも・・・?しかも地方の街は、夜は早いとよく聞くし・・・とも思ったのですが、次の日の土曜日も、昼間だというのに、あまりメインの通りに、ひとかげや活気がないのです・・・・
タクシーの運転手さんや書店の方々に伺ったところ、この通りは、10年ほど前までは非常に賑わって活気があり、まさに市の中心地だったらしいのですが、郊外の北と南に大型ショッピングセンターができてからは人々がそちらに流れ、また若い人は仙台に買い物に行くようになってしまい、年々人通りが少なくなってきたとのこと・・・・いわゆる「ドーナッツ化現象」といわれるものですね・・・・
・・・・もちろん、それでも私の店頭販売に、わざわざ来てくださった方々はいて、
ブログを見て来てくださった久美子さん

小学生なのに、「学校のお休みの日は見ています!」と言ってくださった紗英ちゃん

「えーっ!?どうして、庄司さんがいるのぉ???」と驚きながら、「へー、本出されたんですか?それならぜひ読まなきゃね」と言ってくださったの方々と、おしゃべりさせていただきました。

本店に続いて、北店にも伺ったのですが、こちらはいわゆる郊外店。広い道路の両側に、ショッピングセンターや書店、家具屋さん、靴屋さんの大型店舗がドカーンドカーンと建っていて、それぞれ広い駐車場があるので、みなさん車移動。店の前を歩いている方はほとんどいらっしゃいません。
そんな中、「ポスターを見て来ました!」と言ってくださった方や、私の父と同じ
新庄市のご出身だという伊藤節子さん
などなどが、本を買ってくださり、私にとって楽しいひと時だったのですが・・・・・・

なんとなく帰りの新幹線の中で、地元の、消費者方々の方々にとっては、きっと その郊外の大資本のショッピングセンターができて便利になったのでしょうが、ご商売なさっている方々の苦労はものすごいのだろうな・・・・とか、
そういえば、このところ どこの地方都市に行っても、同じチェーン店ばかりで、なんとなく特色がなくなって、その街らしさが失われていっていることに気づいてはいたのですが、やっぱりそれって寂しいことなんじゃないかな・・・・と、珍しく、しみじみ考えてしまったのでした・・・・


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