章魚庵つれづれ通信

日ぐらし硯に向かひて、遊墨三昧、遊印三昧??

風の又三郎

2006年09月12日 | 切り絵

どっどど どどうど どどうど どどう 
青いくるみも 吹きとばせ
すっぱいくゎりんも ふきとばせ 
どっどど どどうど どどうど どどう

宮沢賢治、声に出して読みたい日本語

宮沢賢治、絵に描いて眺めてみたい日本語

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5 コメント

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すごく好き (clear_mark)
2006-09-13 01:15:14
渦巻く風を感じます。
 (章魚庵)
2006-09-13 09:41:36
風を絵にするのは難しい!

風を感じて頂けたとしたら幸いです。
宮沢賢治 (一休)
2006-09-14 00:42:14
わたくし青春時代から、思い入れが深いのです…。

ですから、何度も章魚庵さまのブログに表現されているのでありますが、コメント出来ないでいるのです。(汗)

未だに、自分のなかで整理がついていない…。

「永訣の朝」から私の宮沢賢治は始まりましたが、知れば知るほど謙虚で、巨きい彼の世界に、私はどこかひるんでいるのです…。



(むろん、章魚庵様の切り絵の素晴らしさは云うまでもありません)(ただ、宮沢賢治だけは、コメントする勇気?がないのです)



お許し下さい。
風の又三郎 (峰猫)
2006-09-14 08:52:20
この話、子供の頃に自分を取り巻いていた不可思議な雰囲気を感じる物語です。

本当に不思議なことなのか、それとも科学的に説明のつくことなのか。大人だったら説明しちゃうんだろうけど、子供にとっては神秘体験。



ところでこの絵の子供は、三郎自身でしょうか。

それとも三郎は風の又三郎なのではないかと思う、友達なのでしょうか。

私は友達のような気がしますが…。



切り絵の、どっどどどどうど…の文字が、空間を圧倒するほどの風を感じさせてくれます。

賢治の世界が、視覚から近づいてくるみたい。
宮沢賢治 (章魚庵)
2006-09-15 08:39:29
宮沢賢治は、童話も詩も賢治自身も絵にして

しまいたくなってしまうのです。私は。



「風の又三郎」だって描いてしまいます。

「雨ニモ負ケズ」だって描いてしまいます。

「東岩手火山」だって描いてしまいます。

「原体剣舞連」だって描いてしまいます。



まさに、何という恐れを知らぬ所業………。



井上ひさしさんは言ってます。

「宮沢賢治は人間の手本である」

(宮沢賢治に聞くネスコ発行)と。

 この言葉すげー

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