章魚庵つれづれ通信

日ぐらし硯に向かひて、遊墨三昧、遊印三昧??

李白「月下独酌」

2017年11月10日 | 墨彩画

 花間一壼酒  花間(かかん)一壺(いっこ)の酒
 獨酌無相親  独り酌んで相(あい)親しむもの無し
 舉杯邀明月  杯を挙げて明月を迎え
 對影成三人  影に対して三人と成る
 月既不解飮  月既に飲(いん)を解せず
 影徒隨我身  影徒(いたづら)に我が身に随(したがう)
 暫伴月將影  暫(しばらく)月と影とを伴い
 行樂須及春  行楽(こうらく)須(すべからく)春に及ぶべし
 我歌月徘徊  我歌えば月徘徊し
 我舞影零亂  我舞えば影零乱(りょうらん)す
 醒時同交歡  醒(さむる)時は同(とも)に交歡し
 醉後各分散  酔うて後は各(おのおの)分散す
 永結無情遊  永(ながく)無情の遊を結び
 相期遥雲漢  相(あい)期(き)す遥かなる雲漢(うんかん)に


花の下で酒瓶一個
たった一人で飲んでます
杯あげて月つらつらと眺むればです
そうか月と影とで三人組ということで…
とはいえ月はもともと飲むわけないし
影はと言えば所詮は影なわけで
致しかたなくこの三人(?)で飲むでます
しかしなんだね~飲むなら春にかぎります。
私が歌えば月はぐるぐる(酔っ払ってるか?)
私が踊れば影もはちゃめちゃ(やっぱり酔ってる?)
しらふの時は結構真面目…なのだが
酔った後はみんなばらばら
ともあれこんな感じで長く付き合ってます。
今度会うときは天の川の向こうで会いませう!

(章魚庵いい加減訳)

という訳でこの絵はこの間の個展に出したもの
(最近新作がないのです)なんてタイトルだったか
忘れましたが、月下独酌を添えたえらく縦長の絵のです。
大きくもなりますのでだらだらとスクロールして見てください。

最近私宅は風呂場のリホーム中、なんと無謀にもDIY
でやってます。まぁ3~4日で出来るかな~と?(とんでもない)
床は何とか一日で終わったけど、壁には苦戦しております。
丸二日で半分ぐらい終わったかな。

そんなこんなで11月になっております…年賀状どうしませう。

コメント (57)
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