水墨 夏なのに春暁

春の暁
春眠 暁を覚えず　処処に啼鳥を聞く
夜来 風雨の声　花落つること知んむ多少ぞ
孟浩然　　　　（岩波　新唐詩選）

暁を覚えないのは何も春だけではないわけで、
今日は真夏だけどとても眠いわけで。当然暁は覚えないわけで
真夏の日に照らされて暑くて起きてしまったわけで………。

暑さで私は何を言っているのか解からないわけで。

涼しくなるような漢詩を知らないものでこの有名な春暁を
描いてみました。やはりこの絵を見ても涼しくはなりませんので悪しからず。

墨彩 山中にて

山中にて俗人に答う
余に問う何の意にてか碧山に住むと　
笑うて答えず心は自のずと閑かなり
桃花 流水 よう然として去り
別に天地の人の間には非るもの有り
李白　　（岩波　新唐詩選）

山に登らなくなってどのくらい経ったのだろうか
新宿駅、中央線夜行ホーム、暑かったー。
今日のような夏空を見てると、思い出す。
たまには山でも登るかー！と……………。
いや、疲れるので山の絵を描くことにした。

墨彩 大船がきた！ 部分

大船がきた！
という題名で絵を描きはじめました。まだ途中ですが部分部分を写真に撮るとちょっと
おもしろいので、載っけてみます。いつ完成するか未定です。

イラスト 佐渡シリーズ２

不定期 佐渡シリーズ その２

佐渡版画村美術館……佐渡は版画が盛んです。高校生が版画甲子園というマイナーな全国大会をここでやってます。ガンバレ！それとこの美術館、観光客一人も居ませんでした。貸切状態。みんな金山に行ってるみたいです。
佐渡の版画に敬意を表して版画風に佐渡を描いてみました。

佐渡に行ってきました

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佐渡に行ってきました。
で、なんか佐渡を描かねばと思いつつ。
帰って描いたのがこの山です。
佐渡金山にある、道遊の割戸と呼ばれる山、山の上から
金を露天掘りして山が二つになったという。国指定史跡
だそうです。いつもは特定の山や街を描くことは無いのですが、
今日は特別。佐渡はいいです。

ということ不定期佐渡シリーズ１



トキの森公園……佐渡といえば朱鷺ということで。最後の朱鷺のミドリとキンが剥製になってました。中国からきたトキは、増えて今、90羽ぐらいいるのだと、床にモップをかけているおばさんが言ってました。
そのうちトキを放したら増えすぎて各ご家庭ではトキよけネットが必要になるかと？
佐渡では千羽鶴を折らないで千羽朱鷺を折ってます。（？？？）

イラスト シーサー

シーサーです。
沖縄へ行ったらもうシーサーだらけ。
といっても、ほとんどがみやげものですが。
たまに、あれ？と思うような所にいい味の
シーサーがあったりすると嬉しくなります。

という訳で私もシーサーを描いて見ました。
このシーサーはphotoshopで色付けしてますが
やはりみやげものっぽくなってしまいました。

墨彩 よだかの星

宮沢賢治のよだかの星です。
日本野鳥の会の「フィールドガイド日本の野鳥」
を引っ張り出して描いたわけですがいかんせん
ほんものを見たことがない（と思う）ので。
こんな感じです。ヨタカじゃないね。と言われそう。

墨彩 山頭火 水に放つや寒鮒

「水に放つや　寒鮒みんな泳いでゐる」 山頭火

それにしてもなんで寒鮒を水に放したんでしょうか？

１．食用にもらった寒鮒がかわいそうになって川に放した。
２．夕食用にと思って桶に入れたら元気に泳いでいるので、おいしそう。
３．山頭火釣りしてます。つぎつぎと寒鮒をキャッチアンドリリース。

さて、何番？　……………？

真面目な山頭火ファンには大ヒンシュクだろうなー。……陳謝。

墨彩 晩に山寺に宿る

晩に山寺に宿る
松門の明月 仏前の燈　庵は孤雲の最上層に在り
犬吠えて 一山 秋意静かなり　門をたたいて 時に夜帰の僧有り
趙風　　　（NHK出版　文化セミナー漢詩をよむ）

こんな山の上の寺だと泊まるのも一苦労。だね。

はんこ 福招き猫

なーんにも良いことが無いとお嘆きのみなさまに
なんとも暗～い世の中をお嘆きの皆様に

ここはひとつ福招き猫頼みです。
右手を挙げて人招き、左手挙げて福招き。だったかな？
まあこの二匹が揃ってるのだから鬼に金棒。

このはんこ、なんか良いことがありそうな気がしません？
……しないか。