ウチの奥さんがこんなものを見つけてきたわけで。
「ヒカリノクニ」の創刊号……昭和21年発行。お宝?
それにしては綺麗………う~む復刻版であったわけね。
しかし、敗戦半年後の正月にこれを創刊したわけで
それはそれで、すごいことであるナーと思うわけです。
垂れ目がなんとも微笑ましかです……
タノシイ タノシイ オシャウグヮツ
ミンナ ゲンキダ ホカラカダ
そこにいるのは進駐軍のジープですか?
で、これはホンモノです。昭和22年発行とあります。
スキャナーはもちろん写真製版も当時なかったのでは?
そんな時代、たぶん直接、版に絵を描いて
活字を組み込んだような感じの本です。
破れを包装紙((徳)島元町と文字が読めます)
で修理してコヨリで綴じたのはウチの親父。
墨で書かれた名前も時代を感じさせる一品であります。
定價 金拾四圓 不許複製の文字
不許複製たって、この時代複製するのは
とてもとても大変だったと思ふわけですが……。
で、これはだいぶ後の本。昭和28年の発行
この時代の本になるとすこし記憶に残ってるわけです…
車を運転することなど想像できなかった時代。
ましてや自分で車が持てる時代が来ようとは……
しかし、すす、すごくないかい、このじどうしゃ……
貧しい時代。それでも子供達に文化のかほりをと
日夜頑張った先人達の意気込みが感じられる品々であります。
(まっ、それだけでもありますまいが……)