まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

27度の涼しさいつまで・・まだ人間であること/新俳句日記2016

2016-07-26 20:01:34 | 日記
まだ人間であること初蝉は友なりき  まほろば
今日も小雨の降る20度台の涼しさが続いている。所属結社への投句をやっとのことで終えることが出来た。次は月末締切分が待っているが、少しだけ休みたい。とは言っても一日一季題は止めないつもりだ。総合誌や結社誌を読み込む作業も続けるつもりである。首都圏の外れにある相模原市で19人の知的障碍者刺殺という事件が起こった。まだ人間であることを許されるうちに俳句も何とか形にしておかねばならない。今夜も本業がまだ片付かず、こちらの方が先決である。何よりこの涼しさが援軍である。・・・《続く》

滅亡の記憶/新雑句雑感(103)~プロローグ5の終わり

2016-07-26 01:00:39 | 新雑句雑感
戦争ごっこの誰かが撃たれ暑気つのる  青水無月サハラはかつて湿地帯  バングラデシュのダッカ想えば明早し  東京地震またもや不発極暑なり  大衆の原像とは何か書を曝す  実写版の進撃の巨人夏なかば  氷河期はこれで四度目冷奴  麦焼酎何度か生きて漂へる  大海に漕ぎ出すごとくラムネ飲む  走馬灯一度止まればままならず  サングラス静かの海に漕ぎ出せり  残鶯の鏡のごとき虚空かな  百日紅耳を澄ませば風の音  白牡丹首打たれしはいつの世か  竹皮を脱ぐ一瞬を誇りをり  断酒会跳ねて胡瓜の湾曲す  サザンテラスは鉄砲百合の咲くところ  まだまだ白紙夕顔のいさぎよさ  モロッキューまたも胡瓜の弾けをり  ひとところ濁流となる大蚊遣  滅亡の記憶揺るがず透谷忌(5月16日)