まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

てんてん/新雑句雑感(105)~プロローグ5の終わり

2016-07-30 04:45:26 | 新雑句雑感
明易し新宿歌舞伎町屍派  ただそこにポケモンがゐて明易し  総合誌の掲載二度目明易し  明易し立ちションだけは止めてをけ  採血の痛みは微か明易し  俺はもう俳人なのか明易し  てんてんてふ湘子遺句集明易し  坊(ぼん)さんと遭遇たちまち明易し  俳句結社崩壊の序曲明易し  なっちゃんとなっちの違い明易し  クリスチャンの意味がわからず明易し  原爆でゴジラは死なず明易し  猫に餌をやる不思議さに明易し

ポケモンハンターの週末・・俳句の社会的認知度は0/新俳句日記2016

2016-07-30 03:14:57 | 日記
ポケモンの地上に溢れ明け早し  まほろば
梅雨明け2日目の今日は32度の暑さであった。室内では冷房が効かず、胸苦しさに襲われる。熱中症である。夕刻を待って外出することもかなわず、そのまま横になっていた。深夜になって夜食などの買出しに出ると、駅前公園には人が溢れていた。ポケモンGOの指定エリアになっているのだ。1週間前にはいなかったスマホを覗きながら不自然な動きを繰り返す若者たちで溢れていた。空想の産物にすぎないポケモンと会えることがそんなに大切なことなのか不思議である。ただ現実の生活空間の中にポケモン以上の魅力的な存在はいなかったということか。案の定、彼と彼女たちは時折情報交換のための会話を交わしていたが、それは人と人の出会いというほどのものではなく、会わないようにして会っていたのだろう。俳句などという社会的認知度の限りなく0に近い媒体にしがみついている自分などに、その価値判断を下す資格はない。彼らに何か語りかけるものがあるとすれば、それは当然のことながらポケモン以外にはあり得ない。・・・《続く》