仔カナヘビがカマキリの餌食に

2024-09-23 | 野帳2024

仔カナヘビがカマキリの餌食になっていました。

カナヘビが可哀想にと思ったのですが、今からカナヘビを逃しても腹を食い破られているので助かりそうもありません。前にも、クモの巣にかかった蝶やトンボも編みから外しても噛まれているので逃しても助かりませんでした。

食われる方を可愛そう、食う方を悪と思いがちですが、今回はカマキリが悪と思っても、逆から見れば、カマキリは食べることで卵を生むことができ、その卵から来春に仔カマキリが誕生します。カナヘビを逃がすことはカマキリにとっては迷惑です。
自然の営みに手出ししたところで「助けた」という自己満足だけで得るものがないので、今回も、見なかったことにして忘れることにしました。

世の中では「弱肉強食」と言いますが、生き物は、小さいものは大きいものに食べられます。言わば「少肉大食」です。出くわした時に、相手が自分より大きければ逃げる、逃げられない時は背伸びしてでも自分を大きく見せようとし相手がひるんだスキに逃げます。

 

厳しい写真ですので見たい人だけどうぞ。


(画像をクリックすると拡大します)

 

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蛇、ヒバカリ 2

2024-09-07 | 野帳2024

大正時代1922年の辞書に、ヒバカリは有毒と言われていたようで、毒があると書いてありました。

現在は無毒とされていますが、奥の牙に毒があるかどうかは確認されていません。ヤマカガシは無毒と思われていましたが、奥の牙に毒があることが確認された例があります。

【引用】
ひばかり(名)(嚙マルレバ、存命、其日許(ヒバカリ)、ノ義ト云)蝮(マムシ)ノ一種、灰褐ニシテ黄ヲ帯ビ、毒甚シキモノト云。

ひばかり(名)(噛(か)まれると、命が持つのは、その日許り(ひばっかり)、の意という)蝮(マムシ)の一種、灰褐色で黄を帯び、強い毒を持つという。

出典 「言海」第418版1922/09/10による。(第1版1904/02/20)

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蛇、ヒバカリ

2024-08-07 | 野帳2024

何年振りになるでしょうか、ヒバカリが姿を見せましたので、写真を掲載します。
庭を這っていたり、植木鉢の下にいたりと、何年か間を置いて見かけます。『家付き蛇』は家が栄えると言うので大事にしています。

詳しいことはわかりませんが、庭にいるのか、地続きになる背中3軒両隣を棲家にしているのかも知れません。
黒い地味な小さな蛇なので見つかりにくいのでしょう。


黒い身体に、頭の後ろ、首の黄色い斑が目立ちます。


蓮の葉の上にいました。バッタの子供の幼生を狙っていたのでしょうか。水に浸かることはあっても泳いだりしないので、メダカを狙ったのではなさそうです。


ツブラなかわいい目をしています。同じ爬虫類の鳩の目よりかわいく感じます。


鱗もきれいです。

蛙を食べると書いてありますが、近頃はアマガエルの声を聞きません。

無毒です。

 

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カラスの餌場

2023-12-03 | 野帳2023

わっ! 3年間も投稿していなかった。

買い物で見かけました。

カラスが自転車置き場を餌場にしているようです。
さすがカラスだと思いますが、カラスに持ち逃げされないように気をつけました。

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ハスモンヨトウ

2020-10-17 | 野帳2020

庭の植木鉢を持ち上げたら幼虫が出てきた。


派手な模様をしている。チョウやガの仲間の鱗翅類の幼虫です。
あのハスモンヨトウの幼虫です。なんでも食べ、大喰らい、一年中幼虫がいる。農作物に被害がでます。
蓮紋夜盗かな?ヨトウ(夜盗)と言いますが昼間も葉を食べています。 Spodoptera lithoralis Boisduval

蛹になりそうですが、集団で蛹になるのだろうか?
土の中に潜って蛹になると思ったが?

成虫は腐葉土のような模様です。

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サルとの遭遇

2020-10-04 | 野帳2020

杉林でクズの蔓を切っていました。お手伝い。
終わりにしようと立ち上がると、杉の木の裏側を灰色の毛もくじゃらが登っていきます。
クマではなさそう。黒くない。
ムササビにしては大きい。

ちらっとサルの顔が見えました。
見回すと道の向こう側の駐車場を数頭のサルが歩いています。柵では仔ザルが鉄棒をしています。
道にもサルがいるので、サルのいない杉林の中を近道して車に戻ろうとしたら、木の上から枝を落としてきます。来るなとの警告です。

様子を見ながら、群れに近くなるが、道の向こう側の川沿いに進んだら、道のサルが林に入ったのでゆっくり進んだ。
建物の陰でで出会い頭にならないように、静かな低い声で話ながら、こちらの動きがわかるようにしました。

サルが道を明けてくれたので、サルの群れとすれ違うことができました。
車に乗り込んで見ると、前の田んぼにサルが沢山います。
落穂を食べているようです。
カメラを出しているまにサルは杉林に入っていった。
車から降りてこないのを確認していたようです。
サルの群れは、田んぼから杉林に移動したかったようだ。その杉林の中にいたのだった。


リーダーだろうか、最後まで残り、ゆっくりと歩いてゆきます。 貫禄十分。

サルも行き先に人がいて、すれ違うこともできず困ったようです。
大声を出さず、ゆっくりと動き、こちらの動きを読ませたのがよかったようです。
サルも無用な争いを避けているようだった。

登山で、サブリーダーが先頭、チーフリーダーが最後尾を努めるが、サルの群れも同じようだ。
若いサルが先頭で露払いし、女・子供。年寄りが続き、最後を長老が締めているように見えました。

餌付けサルでない野性のサルを初めて見ました。
この辺りでカモシカも見かけます。イノシシ避けの電気柵があります。
春にはクマの新鮮な糞が臭っていたので、私が見られていたかもしれません。
クマとイノシシは見かけたことはありませんが、見てみたい気持ちもありますが、出会いたくないものです。

野生動物に出会ったら、
・子供に近づかない、触らない。子を守ろうとして親が攻撃してくる。
・目を睨みつけない。目を合わさずに、様子を観察する。
・金切り声を上げない。高い声をださない。低い声でゆっくり話す。
・ゆっくり動いて、相手に余裕をもたせる。

静かに話しかけるのも有効です。
今回ですと、「悪いけど、ちょっと通して貰えないかなぁ。」
道を明けてくれたら「ありがとなぁ。」
命令しない。叱りつけない。

 

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おサルさん、横断する、しない

2020-09-24 | 野帳2020

8月のことですが、飛騨で対向車線にサルが出てきました。


対向車の後方で、ガードレールをくぐってサルが道路に出てきました。
横断するだろうと、停車するつもりで後方確認し少しだけ減速しました。


止まって渡らせようか一瞬迷いました。横断すると思ったら座り込みました。


もう一匹が道路に出てきたので、ゆっくり通過しました。

サルは群れで行動しているので、林の中に仲間がいると思います。
多分、この2匹は斥候で群れを案内をしているのでしょう。
群れが路肩に集まってから渡るのでしょう。

サルは車が危険だと承知しているようでした。

 

 

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塩嶺トンネル、トンネル工事の現在 6

2020-08-27 | 開発も環境保護も

JRのトンネル工事のニュースを検索してみました。
北陸新幹線トンネルの上が陥没、トンネル残土にウラン、北陸新幹線トンネルで地盤沈下などが見つかりました。

リニア新幹線でも工事道路のトンネル工事の発破で地すべりなどが見つかります。

土木技術が進んで問題が無くなっていると思ったのですが、色々見つかりました。
トンネル工事では地質調査をするはずですが、不十分なのでしょうか。

 

要対策土の搬入地未定で工期に遅れ 道新幹線札樽トンネル
20/08/05 23:38 更新  北海道新聞
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/447670


北陸新幹線、陥没のトンネル貫通  金沢―敦賀間、3カ月遅れで
2019年11月18日 午後0時27分  福井新聞
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/975779

崩落事故の北陸新幹線トンネル貫通  あわら、柿原トンネル3カ月遅れで
2019年11月19日 午前7時20分 福井新聞
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/976060

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-08-05/2019080501_01_1.html
リニア残土 微量ウラン JR東海 公表せず 岐阜 日吉トンネル工事2019年8月5日(月) しんぶん赤旗

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-05-23/2019052315_01_1.html
リニア汚染土 海洋処分計画  JR東海が岐阜県に報告 法の“抜け穴”利用2019年5月23日(木) しんぶん赤旗

http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170808/KT170807ATI090015000.php
5件は「工事と関係なし」 北陸新幹線トンネルの地盤沈下 2017/08/08 信濃毎日新聞
信濃毎日新聞が6月1日に地盤沈下問題を報道して以降、市や機構には家屋被害や井戸の減水の訴えが新たに5件寄せられた。
独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構は2015年3月までに、95戸189棟に家屋補償

http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170807/KT170804ATI090030000.php
「中野 地盤沈下最大14センチ」 北陸新幹線トンネル建設 2017/08/07 信濃毎日新聞

2017/06/01信濃毎日新聞

 

塩嶺トンネル、やったもの勝ちの企業倫理? 5 2020/08/19

塩嶺トンネル、今 水はどこへ 4    2020/08/19

塩嶺トンネル、技術者が語る大出水 3  2020/08/11

塩嶺トンネル、国会質問 2       2020/08/06

塩嶺トンネルとトンボ 1        2020/08/05

 

 

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塩嶺トンネル、やったもの勝ちの企業倫理? 5

2020-08-19 | 開発も環境保護も

塩嶺トンネルの渇水問題があってから後のことです。
ある朝、「えらいことしたぁるぞ。」近くの年配の方が言って来ました。
「山仕事(やま)に行ったら、山の中に溝を掘ってある。知らん間に。」
「田んぼの水が足りないんで、国鉄が掘っただって言うじゃねぇか。」
「黙ってぇ?  勝手の掘っただぁ?」
「何も聞いてねだ。」
「雨が降ると、水が走って抜けるで、元通りに埋め戻させた方がいい。」「土砂が流れ出して田んぼに入ると面倒だじぃ。」
これで帰って行ったきりで、謝りに来たという話も聞かなかった。
それで、埋め戻して解決したと思っていました。

ハッチョウトンボの話を聞いたので行ってみました。
小さな谷底に平らな低地があり、湿地になりそうな地形です。低地の中央に赤土が見え、溝がうねうねと続いているのが見えます。
溝は埋め戻されることもなく40年間残っていました。
この溝から湿地の水が抜けて、乾燥化したのでしょう。
私は谷口の下の林道を通ったことはあるのですが湿地に気が付きませんでした。尾根筋は歩いたことがありますが低地に下りたことはありませんでした。

溝→水が抜ける→湿地の乾燥化→ハッチョウトンボがいなくなる。

水田の耕作者から「水をよこせ」と強い要望があったからと言って、他人の山に断りもなく溝を掘るのは許される事ではありません。
トンネルで渇水にしたら、他人の山の水を奪って埋め合わせをしたのです。

リニアで、川勝知事の質問に答えるのでもなく、開業の遅れを他人の責任のように言うのを聞いて、この溝の話を思い出しました。

うまく、してやった事は繰り返す。

企業倫理コンプライアンスなどなく、やったもの勝ちの風土なのでしょうか。

 

塩嶺トンネル、今 水はどこへ 4   2020/08/19

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塩嶺トンネル、今 水はどこへ 4

2020-08-19 | 開発も環境保護も

塩嶺トンネルの掘削で国会質問で毎分35ton、ピーク時毎分50tonの湧水は現在は止まっているのだろうか。

(読みかじりでは、毎分35tonの水量は500mmX600mmの水路がほぼ満水で流れている状態のようです。)

トンネルの出口には塩尻市の上西条浄水場があります。
内陸部で降水量の少なく湧水が少ない塩尻市は、塩嶺トンネルの湧水を上水道の水源として利用したと聞いています。

今も塩嶺トンネルから大量の湧水が続いていました。
塩尻市の上水の資料(2008)から、上西条浄水場の配水量から湧水量は 毎分2ton以上と推定できます。塩尻市の総配水量2,717,026tonで、上西条浄水場は1,026,942ton(38%)をまかなっています。

「禍いを転じて福となす」と言いますが、調査を怠り、大出水を招いた結末を塩尻市が利用しているだけです。

取り繕いをする体質は続いているようです。

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