パセリを食べるキアゲハ 3

2014-06-30 | 野帖2014

6月23日、キアゲハの幼虫がいなくなりました。どこかで蛹になったのでしょう。
そのうちに、きれいなキアゲハが見られるでしょう。


ところが、小さい幼虫が5匹も花を食べています。いつのまにか卵を産まれていました。
このパセリは種取り用なのでこれ以上食べられるわけにはいかないので、セリに強制移住させました。6月23日のことです。


6月30日、セリですっかり大きくなっていました。
腹脚だけで立ち上がって、カワイイ・ポーズ。


同じ時に移住させたのですが、こちらは少し遅れており、脱皮前で、まだ「鳥の糞」型です。

パセリ、セリ、ニンジン、ミツバ、みな同じ仲間なので、どれを食べてもよく、途中から変えても大丈夫です。
好みはあるようです。日本のキアゲハはパセリは知らないはずですがよく食べます。

田んぼの用水のセリを食べていたので「セリムシ」と呼んで、子供たちが飼っていました。
最近はコンクリート堰(せき)、畦畔(けいはん)ブロック、除草剤、とセリの生えるところが減ってきているのがきになります。
パセリはキアゲハと分け合って食べることにしました。

 

パセリを食べるキアゲハ 2 (2014/06/20)
パセリを食べるキアゲハ (2014/06/16)

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キジ

2014-06-29 | 野帖2014

山あいの高速道路を走っていたら、キジが上空を横切りました。
谷川から山側へ高度を上げながら、羽ばたいて飛んでいました。
キジは谷を横切って対岸の斜面へ飛ぶなど、長い距離をよく飛びます。

運転中で、とっさのでき事でしたので写真はありません。ドライブ・レコーダーが欲しくなりました。

 

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七つの子

2014-06-26 | 野帖2014

「がぁ~ぁ~ がぁ~ぁ~ 」と声が聞こえたので見上げると子連れのカラスがいました。


左が子、右が親です。
「がぁ~ぁ~ がぁ~ぁ~ (かあちゃん かあちゃん)」と聞こえます。
ハシボソガラスの親子です。
頭の羽の繕いをしてやったりと、面倒見のよい母親または父親です。

カラスはこうして、巣立った後も子供を連れて歩いています。時には子供が勝手に飛んでいったりします。
親が後を追いかけていくのも見かけます。

昨年は、500m~1kmくらい東の方でよく見かけました。広告塔の上にいました。
送電線の鉄塔がなくなって、安全な場所が少なくなったようにも見えます。

しかし、カラスは本当に黒いですね。全身だけでなく、くちばし(嘴)も足も目も真っ黒で、写真をとってもシルエットと変わりません。

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ネジバナ

2014-06-21 | 野帖2014

オリズルラン(折鶴蘭)にピンクの花が咲いたと思ったのですがネジバナでした。


ネジバナは開けた陽の当たる地面に生えるので、植木鉢は調度良い環境だったようです。
他の植木鉢からも、つぼみのついた花穂が上がっています。

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パセリを食べるキアゲハ 2

2014-06-20 | 野帖2014


もうじき、蛹になりそうです。2日後に姿を消しました。
脚に黒斑があり、かわいい脚をしています。

黒いよこしま(横縞)には黄色の斑点が入っています。
縞模様は目立つような気がしますが、体型をぼかすと言います。
体型を目立たなくするデザインのファッション・ショウのニュースを見ると、縞模様の服が多くありました。

 

パセリを食べるキアゲハ (2014/06/16)

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シャクトリムシ

2014-06-20 | 野帖2014

シャクトリムシ(尺取虫)がいたので写真を撮りました。撮る前に感づかれて、真っ直ぐな枝だったのが曲がった枝になってしまいいました。


木の皮のような肌をしています。さらに、背中に木の節か芽のような突起があります。
ここまで似ていないと鳥や蜂に見つかるのでしょう

ヨモギエダシャク本州以南亜種ではないかと思うのですが・・・。 Ascotis selenaria cretacea ??

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オオシオカラトンボ

2014-06-19 | 野帖2014

トンボが留った。


シオカラトンボより青みを帯びて青白い色をしている、羽の先端が少しだけ褐色になっている、少しずんぐりしているようなので、オオシオカラトンボだ。 Orthetrum triangulare
羽化した時はオスもメスも黄色~褐色ですが、オスは成熟すると青白い粉におうわれます。
写真のトンボは成熟オスになります。

動きに敏感で、横からの写真を撮ろうと日陰から日向に出たところ飛び去りました。それで、写真はこの一枚だけです。

2005年ころから見かけるようになりました。初めて見るトンボに喜びましたが、シオカラトンボを見かけなくなりました。

幼虫のヤゴの棲む環境について図鑑では、
オオシオカラトンボでは「丘陵地の木立のある明るい池」、シオカラトンボは「平地の明るい池」とあります。公園の木が成長して環境変化したのかと思ったのですが・・・。

別の本に、オオシオカラトンボのヤゴが「水の汚れに強いからとかんがえられている」と書かれています。

シオカラトンボは公園の池や調整池などで羽化が見られましたが最近は見に行っていないので、調べてみないといけないと思っています。
見かけるトンボが交代したことで環境変化が気になります。

あなたのお住まいの場所では、シオカラトンボとオオシオカラトンボのどちらが見られますか。交代はありますか。

 

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ミズアブ

2014-06-18 | 自然観察会のお知らせ

バケツに水を張っておいたら虫が落ちていました。

ハチ? アブ? ハエ?


はね(翅)に薄茶の色がついています。アンテナ(触覚)が長い。
腹に白い斑があります。真上から見ると白い四角形が二つ並んでいます。
黒いあし(脚)ですが、各関節のすぐ下が白くなっています。
翅が2枚なのでハチではなく、アブかハエの仲間です。

図鑑でみたらアメリカミズアブでした。植物の腐ったものを食べるとあります。 Hermetia illucens
堆肥やコンポスターに幼虫がいると、またたくまに植物を食べて分解してしまいます。自然界の掃除屋さんです。

一回り大きくてよく似たものにコウカアブがいます。

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鳥に貰った三色マンリョウ その後

2014-06-18 | 自然観察会のお知らせ

鳥に貰った三色マンリョウ(2014/02/29)から、4ヶ月経ちましたが、まだ実をつけたままです。
以前は、春が近くなると鳥が実を食べに来たのですが、最近は鳥も実を食べません。

おいしい実がなったり花の咲く庭木がふえたのでしょうか?
ミカンを吊るしてくれる方がふえたのでしょうか?
野鳥の数が減ったのでしょうか?


白い実は黄ばんで褐色になってきました。

誰も実を蒔いてくれる人がいなくなったのでしょうか?
マンリョウにとっては少子高齢化が問題になるのでしょうか?

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パセリを食べるキアゲハ

2014-06-16 | 自然観察会のお知らせ

植木鉢のパセリにとう(薹)が立ち小さな小さな花が咲いた。見るとイモムシ(芋虫)がいる。
おっ、いるな!


キアゲハの幼虫が花を食べている。 Papilio machaon hippocrates


さらに、もう一匹いた。お腹いっぱい食べたら蛹になります。あと一週間くらいかな~。

成虫はミカン類やサンショウを食べるアゲハチョウとにて黄色と黒のしまもよう(縞模様)ですが、少し濃い黄色をしています。
開けた草原にす(棲)み、まっすぐに早く飛びます。

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ヒオドシチョウ

2014-06-03 | 野帖2014

さっと蝶が止まった。タテハチョウだ。


翅の裏はめだたない枯葉模様だが、縁の青い線が目につく。

ヒオドシチョウだ。 Nymphalis xanthomelas japonica
色があざやかなので羽化したばかりのようです。


待つこと10分、ようやく翅を広げたり閉じたりした。
ヒオドシチョウの名のように翅の表はあざやかな朱色です。急に雲が流れて写真は露出オーバーで白っぽくなってしまいました。


1分ほど翅を開いたり閉じたりしたあと、写真はこれで十分でしょうとばかりに飛び去っていきました。

アンテナ(触覚)の先のが黄色をしていてタクトのようです。昆虫ですが、あし(脚)は4本です。

久しぶりに出会いました。音楽に授業中、窓枠に蛹を見つけたので、日曜日にこっそり窓に登り採ってきました。蛹の内側が透けて見えるようになと、羽化してきれいな蝶になって飛び立っていきました。

毎年一回この季節に羽化し、冬を越して産卵します。春には、色があせ(褪せ)翅の痛んだ姿を目にします。

ひおどしのよろい(緋縅の鎧)というので、ヒオドシは色の名前と思っていたらそうではなく、
『ヒ』はひいろ(緋色)の緋で、「あざやかな黄みの赤」というので朱色に近い色と思います。朱肉の色。
『オドシ』は鎧の製法一つで、鉄板を糸や革紐で編んだものです。
緋色の糸・紐なら緋縅、赤なら赤縅、青なら青脅と言います。

朱色の翅を鎧に見立て、あかい(緋い)鎧を身につけた蝶ということだそうです。

 

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