庭にあったカニバサボテンを部屋に取り込み、つぼみが開くのを楽しみにしています。
大きくなったつぼみに穴が空いているのに気がつきました。
なんだ、この穴は?
つぼみの根元にイモムシがついていました。
イモムシがつぼみに穴を空けたのです。
写真で頭は左です。「知らんもん」とばかりに頭を隠しています。
尻に黒班があり、冬も幼虫なのでハスモンヨトウだと思います。Spodoptera litura
つぼみの中は食べられています。オシベ・メシベはなくなっていると思います。
触ると脚を離してポロリと落ちたところを掌で受け止め、退場してもらいました。
いろいろな農作物を食べ被害を与えます。
サトイモ、キャベツ、ハクサイ、ダイコン、ネギ、トマト、ナス、ピーマン、ニンジン、イチゴ、インゲン、ダイズ、アスパラガス、ヤマノイモ、キク、ダリア、キンセンカ、カーネーション、シクラメン
ハスモンヨトウはヤガ科の蛾です。ヤガ科にはヨトウガやカブラヤガなどがおり、作物を食い荒らすので幼虫はヨトウムシと呼ばれます。
ヨトウは夜盗と書きます。夜盗はヤトウとも読みます。ヨトウガの仲間の幼虫は夜行性ですが、違う仲間のハスモンヨトウは昼間も活動します。
ヨトウムシと言う種から出たところを地際でちょん切るイモムシがいます。これはカブラヤガと言ってヨトウガやハスモンヨトウとも違う仲間です。
ヤガ科┬ヨトウガ亜科┬ ─ヨトウガ
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│ └ ─ハスモンヨトウ
└モンヤガ亜科─ ─カブラヤガ