初任者研修自然体験活動

2009-07-24 | 環境教育

初任者研修自然体験活動

7月下旬。小学校、校庭

校庭で採った木の葉からニレ科の(エノキ、ムクノキ、ケヤキ)見分ける。

この他に、セミのヌケガラ、ヤブガラシ、トンボの縄張り、ジョロウグモの巣などを観察した。
昆虫は肺呼吸でなく、気管を使って呼吸しています。

 

会場選定の経緯
会場選びのため明治時代に開校した3校を訪問しました。(訪問順)
①校舎改築。工事で更地化したのか自然植生はほとんどなく植栽され物ばかり。周囲に耕地が残っている。自然度低い。新任者の人気校。
②大木があり、よく手入れされているので雑草の種類が偏っている。凝った設計で手入れの良いビオトープがある。
③大木があり、生徒が踏まれ草が生えていないが、垣根の下などに草むらがある。蔓植物がある。トンボが産卵するビオトープがある。最も街中にあるが、地域の昔の植生を残しているように見える。

①はネガティブな環境教育となるので候補からはずしました。②③どちらにするか迷いました。ツル植物やクモの巣があり生物多様性から③を選びました。
研修会をしてみて植物の量が少ない不満はあったが、種類が多く都合がよかった。

感想
自然に生えてくる木は地域の植生を代表するものが多いのだが、2mくらいになると切られてしまう。一方で木を植えることに熱心で、植えた木は大事にする。植樹された外来種の大木がよく見られるのは残念です。
教育の場だからこそ、種から木を育ててみてはどうだろうか。
50年も経てば大木になります。

 

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