食用アスパラガスの花が咲き始めました。 Asparagus officinalis
別名を
和蘭雉隠し(おらんだきじかくし)=外来のキジカクシ
松葉独活(まつばうど)=松葉様の葉を持ち若芽を食べるので独活にたとえて。
一般的ではないが体を表した名前です。
松葉のような細い針のような葉の間に小さい花がいっぱい咲いています。
百合に似た6弁花の通り、ユリ科です。
花弁と萼を合わせて6弁です。花の中心の黄色いのは雄しべです。
雌雄異株です。
雌株には赤い実がつき翌春に目を出して増えます。こぼれ種で増えてきます。
これは仲間の立天門冬(たちてんもんどう)です。 Asparagus pygmaeus
紡錘形の貯蔵根を持ちます。花壇で見かけますが、日本固有種です。
花を見たことはなく、株分けで増やしましたが、『まだ花がさいたことがない(牧野)』とありました。
ところが、『夏日梢上葉間ニ淡黄色ノ小型花ヲ開ク(村越)』とあり注意して見ていることにしました。
牧野: 牧野富太郎 牧野新日本植物圖鑑
村越: 村越三千男 集成新植物圖鑑