列車の車窓は心の窓

我が家の住人は電車がとても好きなので、車がありません。電車とバスで出かける日本の旅

富山県営渡船(2)

2006年09月17日 | 大糸線と路面電車の旅

 
7月29日(土曜日・曇り
 (大糸線と路面電車の旅:その25

 (その24)のつづき

 船が越ノ潟の船着場へ入ってきました。降りる乗客は一人もなく、乗るのも僕一人だけ。ちょっとしたクルーザー気分‥‥には程遠いか、、、
 でも、結構しっかりした船です。2階にも上がれます。
 大きなクレーンや船を見ながら、対岸の堀岡まではあっという間でした。所要時間5分強。

 到着

 ここから、富山市街へバスで行こうと思っていました。しかし、バスの便数は大変少なく、次のバスまで1時間くらい待たなければならないようです。そんなことをしていたら、外が真っ暗になってしまいます。バス停のポールだけはやたらとたくさんあるのですが、そのどれを見てもバスがすぐやってくるという答えは出ません。時刻表を穴の開くほど見つめたとしても、結果は同じでした。

 事前にちゃんと調べなかったのがミスでした。船着場の係りのおじさんに聞いてみましたが、「不便になったなぁ」と嘆いています。本当にその通りです。ここから電車の駅までタクシーを使うと、それなりの出費になりそうだということ。

 止むを得ず、次の船で引き返すことにしました。運賃が無料の渡し舟で、結局舟遊びをするだけになってしまいました。申し訳ない限り。
 しかし、おじさんはそんなことは気にしていないようで、色々話してくれます。この船着場で、ずっと前から仕事をしておられます。
 昭和40年代には、時間帯によっては1つの便で80人から100人の客があったそうです。船も、最近までは2隻が交互に、24時間運航されていたのですが、今は1隻だけになってしまい、深夜運航も無くなったとのこと。真夜中の2時か3時だったらどんな感じか、一度でもいいから乗船してみたかったです。
 (ちなみに、夜間には「代行バス」が走っている旨の案内がありました。)

 昔は、もうちょっと大きな船だったのかもしれません。この船だと、最高でも80人しか乗れません。
 今は、通勤時間帯には30人くらい乗ることがあるそうです。

 折り返し便の乗船風景。今度は僕以外にも乗客がいます。自転車もそのまま載せられて便利。何といっても、道路の代わりになる渡し舟ですから。(なお、車は乗船不可。)

 つづく



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