5月4日 (金曜日・休日 晴れ)
先日、わざわざ遠回りする特急列車の話を投稿しましたが、近い距離の切符を買ってわざわざ遠回りする旅行の話というのはどうでしょう。
大回り乗車‥‥JRの「大都市近郊区間」の中なら、同じ駅や同じ経路を2回通らない限り、どんなルートで乗車してもいいというルールがあります。
正確さを欠くといけませんので、旅客営業規則157条(選択乗車)・第2号を見ると、
「大都市近郊区間内相互発着の普通乗車券を所持する旅客は、その区間内においては、その乗車券の券面に表示された経路にかかわらず、同区間内の他の経路を選択して乗車することができる。」
とあります。
少々わかりにくいので、「JR時刻表」(交通新聞社発行)の言葉を借りると、
「大都市近郊区間内のみを(中略)ご利用になる場合は、実際にご乗車になる経路にかかわらず、最も安くなる経路で計算した運賃で乗車することができます。」
とあります。
両毛線
今では雑誌やTV放送ですら取り上げられ、ご存じの方も多いと思うこの「大回り乗車」を、ブログの筆者も東京でやってみようと思います。一日中通勤電車に乗っても仕方がないし、ときには退屈です。しかし見方をかえれば、たかだか百数十円の切符で一日中電車に乗っていられるだけでも幸せだと思うわけです。(但し、規則により途中下車はできません。)
相模線
さて、大回りのルートは同じ駅や経路を2回通らない限り、どんどん長くすることが出来ます。一方、僕の家は東武野田線の沿線にあります。
少しでも長くしようと思えば、始発から終電まで目一杯乗ることになるでしょう。そうすれば出発地点までタクシーで行かねばならず、ゴール地点からもタクシーで帰らねばなりません。野田線の始発はJRより遅く、終電は早いのです。
電車賃を安く上げようというのに、タクシーに乗るのは矛盾です。
そこで、東武野田線の始発電車で船橋駅に行き、同じく野田線の終電車に間に合うようJR船橋駅に戻ってくるルートを考えようと思います。
なお、常日頃から旦那の趣味に理解の深い奥さんも、さすがにこのような旅行についてくるとは言いませんでした。
つづく
最近は、Suicaで運賃を最短計算するので、東京近郊では意識しなくてもいいのかもしれません。
私の場合は、新八柱駅出発で東松戸駅または新松戸駅帰着にすれば可能です。