列車の車窓は心の窓

我が家の住人は電車がとても好きなので、車がありません。電車とバスで出かける日本の旅

首都圏大回り乗車の旅(25) ホリデー快速むさしの号

2007年12月02日 | 大回り乗車の旅


5月4日 (金曜日・休日 晴れ

   (その24)のつづき

 「ホリデー快速むさしの号」の運転経路は次のようになっています。

 大宮→(東北本線・武蔵野線)→北朝霞→東所沢→新秋津→(武蔵野線・中央線)→立川→八王子

 このように東北本線から武蔵野線へ入り、武蔵野線から中央線へ入る列車になっています。が、こういう列車はほとんど走っていないため、一体どこの線路を通っているのか?という興味がつのります。電車は、渡り鳥のように線路と線路の間を飛び移ることはできないからです。
 なので、この電車を大回り乗車中に使おうと決めました。乗るのは途中の北朝霞からですが、武蔵野線から中央線へどうやって行くのか知ることができます。115系電車が使われるため、ボックスシートに座れるのもありがたいです。
 今日はこの先、乗る電車はほとんどロングシートの通勤電車ばかりなので、ここら辺でちょっと変わった電車に乗らないと、退屈になるような気がしていました。

 (19) 武蔵野線・中央本線 快速9364M「ホリデー快速むさしの号」 八王子行き
  北朝霞 18:34 ⇒ 19:14 八王子
 
 ⑥ クハ115-398
 ⑤ モハ114-374
 ④ モハ115-348
 ③ サハ115-319    ↑ 八王子行き
 ② モハ114-354
 ① クモハ115-378

 大宮から武蔵野線・中央線まで乗換えなしで移動できる便利な列車なのに、座席は4分の1くらいしか埋まっていません。
 東海道本線の湘南電車が引退し、湘南新宿ラインや横須賀線・東京から千葉の総武快速線も全部新しい電車になってしまったので、この電車に乗れるのも貴重な機会です。その上、車体の色は国鉄時代からの「スカ色」(ベージュ+紺)でした。
 速度は、いつもの普通電車よりも出ていませんでした。武蔵野線でも埼玉県側は千葉側よりも自然が残っていないなと思いました。
 埼玉から東京都へ入り、新秋津を出るとトンネルばかりになりました。
 ちなみにこのあたりは、埼玉県(新座市)から東京都(清瀬市)に入り、その後すぐ埼玉県(所沢市)へ戻り、また東京都(東村山市)へ入るのですが、時刻表の地図(交通新聞社・「JR時刻表」2007年12月号)ではこの微妙なところがちゃんと表現されていました。(ただし、東京付近の拡大図が載っているページのみ。)

 トンネルの中にポイントがあって、右へ曲がりました。その後も、単線のトンネルが続きます。もとから走っていた武蔵野線の線路は見えなくなり、いまどのあたりを走っているのか分からなくなってきました。長いトンネルを時速30kmくらいで走り、時には止まりそうになることもあります。トンネルの壁面は少し汚れていて、地下の地層がトンネルに染み出してきたような気がしたほどです。コンクリートで出来たトンネルなら、染み出すなどあり得ませんが。

 つづく 



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