豊川稲荷の奥の院には、この景雲門を通って向います。
到達した奥の院は、鬱蒼とした森の中に建っていました。
奥の院をお参りした白爺は、すぐ近くにある大黒天堂に立ち寄りました。
お堂の前に立っている大黒様は、手で触れると福が授かると言われています。
特に財布で擦るとお金が溜まると言われているので、お参りする人は必ず財布でゴシゴシ擦って行くそうです。
そのため、大黒様の腹は激痩せしていました。
寺ではすでに次の代の大黒様を建立していましたが、こちらはまだ肥ったおなかをしていました。
案内の方が「お堂の中には前代・前々代の大黒様が置いてある」というので、白爺は覗いてみたら痩せ細った大黒様が二体置かれていました。
痩せた分の身体はきっと財布に付いていったのだから、その人たちは金持ちになっているだろうと案内の方は笑わせていました。
参詣を終えた白爺は、江戸時代初期に造られた「妙厳寺庭園」を眺めながら豊川稲荷を後にしました。
今日の泊は、奥熱海の畑毛温泉です。
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